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2014.09.06
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カテゴリ: 邦書

 パン屋の様子を描いた絵本。
 文章・絵の双方を著者ふくざわ ゆみこが担当。
 主人公は人間だが、動物が人間と同様に行動し、主人公がその事について全く疑問を持たず、ファンタジーの要素が見受けられる。


粗筋

ある男性がパン屋を開業。
 しかし、店は町から遠く離れた場所にあるので、訪れる客はいない。
 客が来ない、困った困った、と悩んでいたところ、森に住む野生動物が客として来店。男性は、動物にパンを分け与える。
 動物らは、お礼として森の中の木の実等を提供。パン屋は、それらを使って新たなパンを作る。
 こうして、森の動物の間でパン屋は評判に。
 しかし、森の動物らは現金での支払いは出来ないので、パン作りに必要な小麦粉は買えない。小麦粉がなくなったらパン作りは出来ない、と男性は悩んだ。
 そうしている間、人間の町でペットとして飼われていた動物らにも、評判は伝わる。
 ペットの動物らは、飼い主の家から抜け出し、パン屋へ向う。
 ペットの飼い主らは、ペットを追いかけている内に、森の奥にパン屋がある事を漸く知る。
 現金でパンを買ってくれる人間の客により、パン屋はやっと軌道に乗る事が出来た。


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解説

色鉛筆で描いたと思われる、物凄く細かいながらも温かみのある絵が特徴。
 子供でも大人でも安心して読める。
 ただ、パン屋(もしくはその他の商売)を開業したい、という者からすれば、あまり参考にならない。
 人が全くいない山奥でいきなり開業したところで客が来ないのは百も承知の筈なのに、「客が来てくれない! 困った、困った」と悩むのはおかしい。
 動物の間で評判になり、最終的には人間の間でも評判になったのは、運が良かっただけ(パン作りの腕は確かだった様だが)。
 絵本は「パン屋は漸く軌道に乗りました。めでたしめでたし」で終わっているが、山奥にあるパン屋へ、いくら美味しいとはいえ、いつまで客が訪ねに来るかは疑問。人気が一段落したらどうするつもりなのか、と心配してしまう。


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Last updated  2014.09.07 10:58:37
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