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2015.08.21
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カテゴリ: 邦書

 村上たかしによる漫画。
「星守る犬」の続編。


粗筋

「双子星」
 ハッピーの弟犬の「チビ」の話。
 チビは、一人暮らしの老婆「長野さん」に拾われる。
「長野さん」は人との関わりを避けていたが、チビが心臓病を抱えている事を知り、治療の為に奔走している内に、様々な人と接触する様になり、世間との関わりを取り戻していく。

「一等星」
「おとうさん」から財布を盗んで逃げた少年の話。
 親の元で虐待を受けていた少年は、祖父の家に帰る。
 祖父は、少年が数々の軽犯罪を犯していた事を知り、共にお詫びの旅に出る。
 少年は、様々な人に対しお詫びするが、既にこの世の者ではない「おとうさん」の行方はなかなか掴めない。
 途中で、「長野さん」と出会う。少年は、チビをハッピーと勘違いする。

「星守る犬/エピローグ」
「長野さん」とチビが、「おとうさん」の娘「みくちゃん」と元妻「おかあさん」と偶然出会う。
 二人は、「おとうさん」とハッピーが既に死んでいる事を全く知らなかった。みくちゃんは、チビをハッピーと勘違いする。


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解説

 既に死んでいる人物とその犬の話の続編とはどういうものかと思っていたが……。
「おとうさん」とハッピーと関わりがあった人を描いている。
 これなら、元のストーリーの主人公が死んでいても描ける訳である。
 本作の登場している人物が、「おとうさん」とハッピーと関わりがあり、中には捜し求めているのもいるのに、誰も既に死亡している事に気付いていない、というのは残酷な話。
 特に、「おとうさん」の元妻と娘が、何事も無くそれなりに幸せな生活を送っている様に描かれているのは悲しい。
 柔らかいタッチなので、その残酷さが増す。
 前編と同様、考えれば考える程読後感が悪くなる。







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Last updated  2015.08.22 00:02:05
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