天職



それが人間として正しい生き方であり、自分も満足すると同時に働きの成果も高まって、周囲の人々をも喜ばすことになるのではないか。

そういう意味からすれば、これを《人間としての成功》と呼んでいいと思いますが、この人間としての成功こそが、真の意味での成功ではないかと考えるのです。(中略)

・・・人それぞれの天分が、それぞれに発揮されることによって、お互いの共同生活に彩りと豊かさが生まれ、生き生きとした百花繚乱の姿が見られるのではないかと思うのです。

しかも、自分の天分を生かした天職というか、そういう仕事についている人は、たとえ社会的な地位や財産があろうとなかろうと、いつも生き生きとした喜びにあふれ、自分の生きがいがここにあるのだという自信のもとに、
充実した人生を送ることができると思うのです。

      「若き社会人に贈ることば」より 松下幸之助著

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