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"80年代で最も重要なバンド"と言われたU2も21世紀に突入。思春期の心の葛藤と社会の不条理への憤りといったエモーショナルなイメージからどんどん進化を遂げ、今や音楽だけでなく政治的な活動も注目を浴びるほどに。個人的には「自分の内心と一緒に成長してきたバンド」として特に思い入れが深いバンドですね。
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Boy
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U2
U2のデビュー・アルバム。大人や世界といったものに対する思春期の多感な内面や心象風景をテーマにボーノが熱唱し、エッジのギターがそれを感傷的に映らせている。サウンド的には、ポスト・パンクというかべきか、ダブリンのライブ・ハウス・スケールの熱気がひしひしと伝わってくる。U2サウンドの礎を築いたプロデューサーSteve Lilywhuteの貢献度も大。"I Will Follow","Twilight", "Out Of Contril"など収録。
October
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U2
まだまだボーノの唱法やエッジの奏法に初々しさが感じられる2作目。静寂な雰囲気を持つ本作は、楽曲的には前作の延長線上にあるが、そこで歌われているモチーフは、"社会"とか"神"への矛盾かいった成長過程の人間が直面するテーマ。初期の名曲中の名曲"Gloria"、エッジのピアノが聴ける"October"、民族楽器の音も取り混ぜた"Tomorrow"など収録。
War
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U2
3作目にしてU2の名を世界に知らしめた出世作。U2が80年代の代表的なライブ・バンドとしての地位を確立した時期のアルバム。そこで歌われているのは、政治や戦争の不条理さへの訴えや怒りである。自分が血気盛んな時期に聴いただけあって、思い込みのあるアルバムですね。"Sunday,Bloody Sunday"や"New Years Day"は、いつ聴いても熱くなる。
The Unforgetable Fire
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U2
プロデューサーがBrian Enoに変わり、録音はジャケットの写真にも使われているアイルランドのスレイン城で行われた。オリジナル・アルバムとしては4作目。前作のアグレッシブな感じからは大きく転換し、ストリングやキーボードの使用が目立ち、ヨーロッパ的な雰囲気が漂う。"A Sort of Homecoming", "The Unforgettable Fire", "Pride(in the name of Love)"など収録。"PRIDE"は80年代最高の名曲と言っても過言じゃないですね。
Joshua Trees
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U2
U2がイギリス圏だけでなく、日米でも大ブレークした記念すべきアルバムで、U2の最高傑作との呼び声が高い。アメリカを非常に意識した作りになっているが、それはそもそもアメリカン・ロックがアイルランド移民の音楽の影響を多く受けていることに他ならず、U2にとっても自分たちのルーツを見つめなおすという意味でも自然体で曲作りが出来たのではと思います。"Where the Street Have No Name","I Still Haven’t Found What I’m Looking For", "With Or Without You"など粒揃いの名曲を満載しています。
Rattle and Hum
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U2
絶えず新たな分野に挑戦するU2が大成功作"Joshua Trees"の次に取り組んだのが、黒人音楽に傾倒した本作。ルーツ・ロックの奥深さを追求したという意味では、"Joshua~"の延長線上にあり、同名映画のサントラ盤ということもあって、実際にスタジオ録音、既発表曲のライブ・バージョン、BBKingとのコラボレーションなどバラエティーに富んだ内容となった。"Desire","Silver and Gold", "God PartII","When Love Comes Town"など収録。ちなみに、この時の来日公演(東京ドーム)に行ったが、U2は当然のことながら、B.B.Kingにも痺れたなー。
Achtung, Baby
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U2
俗に実験的・環境的3部作、テクノロジー3部作と呼ばれているうちの1作目。最新のテクノロジーを駆使しながらも、よくありがちな主客転倒で振り回されることなく、U2ならではのソング・ライティングがうまく引き出されており、U2の実力が完全に定着していることの証拠であろう。"One","Until the End of the World","The Fly" ,"Ultra Violet"など名曲も多く収録されている。
ZOOROPA
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U2
テクノロジー3部作の2作目。ZOO TV TOURなどでの派手なパフォーマンスとボーノ演じるMr.マクフィストで強烈な自己主張をしたころのU2の作品。恐らく、今まで予想外に"社会派"・"優等生"的なイメージの重圧に対して、自ら異議を申し立てた為の過剰パフォーマンスだったという印象がある。曲調は、"Joshua Trees"や"Rattle and Hum"のルーツ路線から一転して"Actung,Baby"の延長線上で純ヨーロッパ・ロック路線に。キャッチーなシングル・カット向けの曲は少なかったものの、アルバムとしての完成度は高く、商業的にも成功を収めた。ヴェンダースの同名映画のタイトル曲となった"Stay(Faraway So Close!)"、"Numb"など収録。
POP
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U2
テクノロジー3部作の完結編である本作は、ブレーク・ビーツやトリップ・ポップの要素を大いに取り入れ、新たな試みを大きくアピールしたかたちとなった。特に、M1:Discotheque~M3:MOFOまで連続する展開は悪漢。これを聴いて、U2の方向性は常に"テクノロジー"との可能性の模索であると確信できる。U2のアルバムはどれもクオリティーが高く、期待を裏切らないのだが、同時代性と普遍性を見事にミックスしている点で本作も傑作といえるだろう。
The Best of 1980-1990
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U2
U2のいわゆる初期~中期の代表作を集めた物。"PRIDE"から入るところが涙物。昔のU2を知らない若者や初心者はもちろん、80年代に青春(?)を過ごした30代のオヤジも必携。
All that You Can't Leave Behind
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U2
様々なテクノロジーに挑戦した音楽的冒険を経た後に出されたアルバムはロック回帰的な骨太サウンドのこのアルバム。いかなるテクノロジーを駆使しようとも、U2の真骨頂は楽曲至上主義で駄曲がないということが証明されたのではなかろうか。"Beautiful Day","Walk On"がお気に入り。
The Best of 1990-2000
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U2
「80年代最も重要なバンド」と言われ続けてきたU2が、「The Joshua Tree」によって米国での成功を手にしてアメリカのルーツ・ロックに傾倒していった80年代から一変して、ヨーロッパの音楽シーンで起きている流れに目を向け、どんどん行動的になっていったのがこの90年代です。それだけに賛否両論ありますが、その時に彼らが音楽の世界で実践したのは、型に嵌ったパブリック・イメージのスタイルに固執することではなく、常に革新的な試みへの挑戦だったのだと思います。そんなU2の90年代の軌跡をこのアルバムで再確認できます。新曲が収録されていてBonus DVDも付いているものの、ほとんどが既にリリースされたシングル曲やそのカップリングですが、こうしてベスト盤を通して聴くと、また別の形の魅力が再認識できること請け合いです。
How to Dismantle an Atomic Bomb
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U2
U2の待ちに待った4年振りの新作は、前作と同様に正統派ロック路線を踏襲し、自信に満ち溢れた力強い名曲揃いで、予想を上回る素晴らしいアルバムに仕上がっています。疾走感が心地よいアップテンポなM1、U2にしか作れないバラードM3、Joshua Tree時代の曲『Where the streets have no name』を髣髴させるM5、かつてのB面やカップリングにありがちだった感傷的なM7、段々とテンションを昂揚させるM8など捨て曲なしの11曲+BONUS1曲。Bonoの唄う「愛」はエロスを超えてアガペーの域に到達してる...なんてのは言い過ぎでしょうか。とにかく、往年のファンを満足させるだけでなく、これを聴いて新たの若い層のファンが増えるのも期待できるような作品となっています。 それから、あまり期待していなかったDVDも曲の製作過程などのインタビューを通じて、このバンドがいかにロックに愛着を持って真摯にレコーディングしたか再認識させてくれます。是非ともオススメです。
U2
ブリティッシュ・レゲエあるいはポップ・レゲエといったら、やっぱりUB40でしょう。初期のUB40は雇用、民族独立などの社会問題を積極的に取り上げるプロテスト・バンドでしたが、Labour Of Loveシリーズに象徴されるように、カバーソングでポップ・レゲエの裾野を広げた第一人者です。音楽や絵画への愛着・造詣も深く、ジャケに使われる絵を見るだけでも楽しめます。是非、一家に一枚を!
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Present Arms
UB40
UKのレゲエ・バンドUB40の2ndアルバム。ホーン・セクションを取り入れた編成とメッセージ性で異色な存在だが、そのポップ・センスは随一で個人的に一押しのレゲエ・バンドです。"Don’t Let It Pass You By","One In Ten", "Don’t Slow Down"収録。
UB44
UB40
一転してファンク色やアフロ色が強くなり、セールス的には思わしくなかった部類に入ろうが、彼らの実験的な姿勢が伝わってくる3rdアルバム。
Labour of Love
UB40
メンバーが昔慣れ親しんだ名曲を選曲した全曲カバーのアルバム。"Cherry Oh Baby","Please Don’t Make Me Cry","Red Red Wine","Many Rivers To Cross"などを収録。("Red~"は後年ひょんなことから、米国でもブレークすることになる)最初は一時的な企画ものだと思ったが、何と足掛け約15年の年月で3作のシリーズものになるとは、当時想像だにしなかった。好企画なので、これからも続けて欲しいな。
Geffery Morgan
UB40
『UB44』で試みたファンクのグルーブを取り入れ、全体的にPOP感を増したオリジナル4作目。アレンジなどにも広がりが出てきて、以降のポップ路線への道標として初期の傑作と言ってもいいかも。"Riddle Me","If It Happens Again","Your Eyes Were Open"など収録。
The UB40 File
UB40
当初"Signing Off"としてリリースされたデビュー・アルバムを若干の局の入れ替えで再リリース。何か昔のレーベルとかとの軋轢で版権を買い戻した云々がその理由だったと記憶してるのだが。政治や社会に対する憤りもそのPUREな姿勢に共感しました。初期のヒット曲"Tyler","King","Food for Thought"などを収録。
Baggariddim
UB40
"Geffery Morgan"までのDUBをまとめたものに、"Don’t Break My Heart", プリテンダーズのクリッシー・ハインドとの共演曲"I Got You Babe"などのシングル・ヒットをカップリングした一枚。前掲の2シングルも好きだけど、"Your Eyes Were Open"のダブ版"Hip Hop Lyrical Robot"が好きだったな。余談ですが、これをレコード屋で購入(予約だったか?)した時にもらったポスターがスタ・カン。このギャップが今となってはちょっと恥ずかしい。
Rat In The Kitchen
UB40
UB40がメッセージ・ソング満載の本作を発表した。"All I Want To Do","Watchdogs","Rat In Mi Kitchen", 独立運動への応援歌とでも言うべき"Sing Our Own Song"などを収録。"Tell It Like It Is"をはじめて聴いた時は、本当に不条理に対する憤りで悲しくなったし、この頃のUB40が一番好きだったな。"Sing Our Own Song"はアメリカでもヒットした。
UB40
UB40
本作から政治的・社会的なメッセージは影を潜め、楽曲がPOP化していく。"Come Out To Play", 再度クリッシー・ハインドの共演曲"Breakfast In Bed","I Would Do For You","Where Did I Go Wrong"など収録。
Labour of Love II
UB40
発売5年後の"Red Red Wine"の米国での成功を追い風に、本シリーズ第二弾をリリース。前作はどちらかというと、単発的に企画されたものと見え、アルバム全体としてはカバー曲の羅列といった印象があったが、本作はPOPな曲が増えたこともあり、その辺に配慮にして全体を通して聴かせる作りになっている。"Here I Am (Come And Take Me)","The Way You Do The Things You Do","Wear You To The Ball","Kingston Town","Just Another Girl","Homely Girl","Impossible Love"など収録。
Primoises and Lies
UB40
プレスリーのカバー曲"Can’t Help Falling in Love With You"のヒット曲を含むアルバム。全体的に落ち着いた雰囲気に仕上がっている。他に"Bring Me Your Cup","Higher Ground","Reggae Music"などを収録。この時の来日公演に現在の妻と行こうとしたが、とある都合で一人でスーツ姿で行き踊ってた記憶があるなあ。(苦笑)
Labour of Love III
UB40
"オリジナル・アルバム"で見られるメッセージ色の強さとは対照的にこの"Labour of Love"シリーズは本当に楽しみながら、しかも楽曲の完成度を追求する姿勢が窺えて、聴く側の立場としてもとてもわくわくしてしまう恰好の企画物です。もっとも、取り上げられている楽曲も60~70年代の曲で、知らない曲ばかりなんですが...
Who You Fighting For?
UB40



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