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Feb 7, 2011
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カテゴリ: Asperger syndrome
東京では
公衆浴場が十九円に値上げしたので
番台で二十円払うと
一円おつりがくる。

一円はいらない、
と言えるほど
女たちは暮らしにゆとりがなかったので
たしかにつりを受け取るものの
一円のやり場に困って
洗面道具のなかに落としたりする。

おかげで
たっぷりのお湯につかり
石鹸のとばっちりなどかぶって
ごきげんなアルミ貨。

一円は将棋でいえば歩のような位で
お湯の中で
今にも浮き上がりそうな値打ちのなさ。

お金に
値打ちのないことのしあわせ。

一円玉は
千円札ほど人に苦労をかけず
一万円ほど罪深くもなく
はだかで健康な女たちと一緒に
お風呂などにはいっている。

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今度生まれ変わったら
一円になるのも
悪くないなあ・・・と
思う詩です。笑

でも、一円のお釣りはいらないよ、と
いえる余裕のない
という女たちは

20年前の両親と重なって
しみじみとも
するのでした。

今は あの頃の苦労が実って
両親ともに仲良く暮らしていますが。


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今日は たあさんの
支援カリキュラムデビューでした。

何度か 担当のコーディネーターさんと
面接をして

たあさんが 彼女を
気に入ってくれたので

学校が終わってから 週2回通います。

たあさんタイプにあった教育を進めるための
環境づくりをした上で
自分らしさとは なにか、を
導いてゆく場所を 作るのが目的です。

療育センターでの テストの結果
彼は 今の教育システムに
多く導入されている
ドリル形式を
受け入れることは
とても困難だとわかりました。

それを踏まえて
ワード形式を導入し
より専門的な教育環境を入れて
彼の特質にあった教育を
進めてゆくためです。

彼のために私が
たっちゃんと話し合って

自分たちも 形式にこだわらず
純粋に 学ぶことの楽しさを
一緒に体感しながら生活をしてゆこう、
という 目標を立てました。

普通の人生は
どんなに努力しても
はみ出てしまうでしょう、と
児童心理専門の精神科医に言われたときは
お先真っ暗な気がしましたが

なんのその

わたしと 主人は

今までの自分たちこそ
果たして 普通と言えたのだろうか?

と 話し合うことから はじめました。

そうして

たあさんが 彼らしい独特さでしか
生きられないのなら
自分たちも 怖がらずに
独特になってしまおう、と
結論付けました。

これから わたしたちは

受験を考えない、本当の彼の才能を
彼と見つけてゆかなければいけません。

たくさんの 専門家たちの
経験と知識に 協力して いただいて。

ごはんのあいだに のびをする たあさん.jpg

ごはんのあいまに
のびする たあさん   
*
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Last updated  Feb 18, 2011 11:46:55 AM
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