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スーパーのカートが気に入りまくっていた福助さん。
帰るときに「はい、ここでおしまいね。」と言ったら、
がっちりカートにしがみつき、ぎゃんぎゃん泣いて降りてこない。
これで、お家までは帰れないんだよ。
また来た時に乗ろうね。
今日はもう、帰ろう。
どんなこと言っても、ダメ。ハンドルに噛みついてまで、下りる気、なし。
周りの人は、笑っているけど、スーパーの入り口で、止めてくれよう、、と。
困った。
引きずりだすわけにいかないし。怒っても仕方がないし。
ひとしきり、ぎゃんぎゃん泣き、いったん静まったところで、またしばらくまって、、
思わず、
「お家で、富士が、一人で、待ってるよ?」
と、言ったら、
「、、、、、、、、あい」
と、
自分で、降りて来ました。
今度はかーちゃんが泣く番に。
ほら、富士。
いままで、福助にあわせて、いろいろ我慢することがふえて、
君も納得いかんことが山ほどあるだろうけど、
ほら。
福助も、君を大好きだよ。
ほら、ちゃんと、こうして。
潤んじゃった目を、
抱っこした福助の肩でふきふき帰宅したら、
まっさきに
「ぷじー、ぷーーーじーーーー!」と、
富士山に駆け寄っていった、福助。
「おかえりー!」と駆け寄ってきた富士山のアタックにどかーん!と吹っ飛ばされていましたが、
それも、きっと、愛だ(笑)