おとこやまふじさん

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2010年08月28日
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カテゴリ: 富士店長の日記


驚いた。


いつものように、福助が富士山のリードを持って歩いていて、
いつもの公園、いつもの道。

楽しくみんなで歩いていたら、
後ろから自転車。
おっと危ない、と、
福助と富士をかばいにいこうとしたら、

福助さんが、



と、

富士山の首輪のクサリの部分をしっかり握って、その場にしゃがみ込んだ。

富士山も、それにならって、
その場でフリーズ。

福助12キロ、富士山10.5キロ。

いつの間にか富士山より大きくなった福助。
だけど、力はまだまだ富士山が上。

それでも。

富士山を自分の身体で止めることを、覚えていた。

たぶん、散歩の時に、
私が富士山をキッチリと止める時のことを、


「まて」のコマンドと一緒に、
クサリを「チャキッ」と鳴らすことを。

うまくちゃきっとはいけないから、
ちっちゃい手で、クサリを握って、
自分がしゃがむことで富士山を止めている。



本当に、
驚いた。


通り過ぎた自転車を背中で感じたのか、
また立ち上がって歩きだす。
富士山も一緒に歩きだす。


君達は、一緒、なんだね。


うれしい。うれしい。うれしい。


福助、上手に出来たね。
富士山、ちゃんと言うこと聞けたね。
二人とも、偉いね。
いい子だね。

両手で二人を抱きしめて。

携帯がブルブルとなる。
とーちゃんの、駅についたよーの声が聴こえて。
ほら、みんなで迎えに行こう。

「とーーーちゃ!」

と、福助が駆け出す。
富士山は、ちょっと待って、もっかい、んち、でる!と止まる。

福助がはーやーくーと、引っ張る。
こればっかりは譲れねえと、富士山が踏ん張る。

クタクタとーちゃんの元に福助が走る。

また自転車。
今度はかーちゃんが富士山を止めて、
それから二人のそばにいく。


帰り道、
とーちゃんが酒屋さんでビール買っている間、福助は、「まて」の富士山の背中をなでなで。
ちょっと暗いけど、その二人の背中を
撮ってみる。

これから、どんな写真が増えていくんだろう





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最終更新日  2010年08月29日 00時08分53秒


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