北方の空を渡る月

北方の空を渡る月

2006.02.04
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少しでも部屋からモノをなくそうと頑張り中です。
基本的に捨てられない性分なので、
どんどん雑然としていっちゃうんですよね。

いらない本を売りに行くため、なんとか追加で2冊読みました。
その時間を使えば、部屋を整理できたような気がしますけど・・・

ナイン・ストーリーズ  J.D.サリンジャー 新潮文庫

新潮文庫の100冊。作者は「ライ麦畑でつかまえて」を書いた人です。
そっちを読んだことがないので、とっつきやすそうな短編から・・・

難しいことが書かれてるわけではないんですけど、
いったいどう受け止めたらいいのかわからないというか。
読んだ後に、心の中になんともいえない感情が生まれるんですが、
でもこれは一体なにが言いたいお話なの?と。

2回読んでようやく、その「感情」こそがサリンジャーが表現したかったことなのかな、
と思うようになりました。
使用人が陰で父を「ユダ公」と呼んでいるのを耳にして傷つく少年の話がありますが、
このお話、テーマは「差別」じゃないんですよね。
母の目の前で、もらったプレゼントを湖に捨てて泣き出したりする、
少年の悲しみの心を描くのが目的なんだと気づきました。
小さい頃って、自分もこういう怒り方をしていたような気がします。




ものすごく手こずりました・・・
お手軽コラムみたいなものを想像していたんですが、内容が濃かったです。
この本がダメなんじゃなくて、ついていけない私がダメでした・・・
でも、行ったことのある城壁都市とかお城が取り上げられていたので、
そのあたりは興味を持って読めました。


敵兵が攻め登って来たときに、右まわりで登ってくる敵兵は右側にある柱が邪魔になって
剣がうまくふるえないから、という理由だそうです。
確かに上から自由に武器を振るえる防戦側は圧倒的に有利ですね~。
平階段にしてしまうと、登って来る敵兵に足を狙われるし、
盾で上半身を守られてしまうと上からは攻撃しづらく不利になる、とのことでした。
居住目的のお城でも、この伝統が守られてきたみたいですけど、
民間から嫁いできたある奥方が、
「これじゃあまりにも不便」と平階段を導入したのがきっかけで、
「右回り螺旋階段」の伝統は消えて行ったそうです。
お城の構造にも、いろいろあるんですね~。





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最終更新日  2006.02.05 01:36:15
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