Dog photography and Essay

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西安旅情3


「陝西省西安旅情17」


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下手なやせ我慢をしてツアーを使わずに、
自分一人で西安市内バスでの移動のために、
所要時間の計算より遥かにオーバーしてしまった。
待ち時間や渋滞の時間などを全く計算に入れず、
ホテルフロントで聞いたタクシーを使っての移動時間に、
5割増しの時間を考えていたが大きな誤算が生じた。


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画像は鐘楼を通りの向かい側から撮影。
このような撮影に気を取られていて30分に1本のバスに、
乗り遅れてしまい腹が立つより情けない思いが残った。
やはりツアーを利用し時間から時間内で移動する方が、
時間を無駄にしないと思ったりしながら撮影していた。


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「陝西省西安旅情18」


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宿泊したホテルのフロントで聞いた所へ行ってみた。
写真の岩に書かれた中国語は日本語には無い文字である。
馬偏に累と書いてピンインは「Luo」と書き二声になる。
意味は「ラバ」雄ロバと雌ウマの交配によって、
生まれた雑種のラバのことをさす。


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このラバ馬市の名がどうして付いたのかは、
明代・清代の時に、この街は家畜の取引市場だったそうだ。
またこの通りの長さは612mほどあり、幅は7mとの事。
現在では大きなスーパーや商店が並んでおり、
道路上では、衣類などがラックに掛けられ売られていた。
スターバックスも多く見掛けるようになったが、
一般の中国人には、まだまだ高すぎる飲み物である。


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「陝西省西安旅情19」


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明代・清代の500年から100年程前まで、
この通りでは家畜の取引がされていた事もあり、
街並みは活気にあふれており、夜になると更に、
にぎやかになるとの事であった。
写真は撮影が見つかるとうるさいのでタイマーで撮影。


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下の画像は日本で言うところの交通整理の女性。
中国では交通整理をする警官の補助員も多い。
権力があるから誰も逆らうことが出来ない。
だが雨や凍てつく寒い日などは見るからに大変。
交差点の近くに行くとホイッスルの音が耳に付く。


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「陝西省西安旅情20」

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鐘楼のチケット売り場まで行ってみた。
時間もそれほど遅くはないのに人影まばらだった。
その理由はチケット売り場の張り紙で分かった。
なんとなく皆の歩く早さも忙しない感じがした。
私の過ぎ行く時間と皆の過ぎ行く時間との差が、
生じたようにも思えた。


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鐘楼と鼓楼との位置関係は画像を見て分かる。
南北ではなく東西に配置されている事がわかる。
チケット売り場の通告(お知らせ)の紙には、
現在鐘楼も鼓楼も検査中なので一般公開していなく、
両方の楼とも閉鎖しご迷惑をお掛けしますとの、
内容が貼られており、窓口も固く閉ざされていた。


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「陝西省西安旅情21」

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西安での鐘楼と鼓楼との距離は500mほど離れている。
鐘楼に居た私は徒歩で鼓楼まで向かい鼓楼を潜り抜け、
回族の街である「回坊風情街」まで歩いて行った。
その途中の景色を撮影し画像にしたものである。


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大きな建物の総合レストランをバックに、
花にピントを合わせ、人ごみを避け電話する女性を撮影した。
スターバックスの横では若者たちが座って雑談し、
更に歩いて行くと商店街のショーウィンドウの中の、
チーパオドレスと靴を撮影しながらゆっくりと歩いて行った。


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「陝西省西安旅情22」


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鼓楼の下を潜りトンネルを通り抜けると、
回族の街である「回坊風情街」へ入った。
昨夜来た感じと今日のまだ日も明るい時の感じとでは違った。
「回坊風情街」を一般には「回民街」と呼んでいるようである。
ここまで来ると多くの観光客の姿も見られた。


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「回坊風情街」は回族の人たちの街である。
つまりイスラム教徒の街で、イスラム寺院もあり、
その信仰心も盛んであるが、礼拝の時間が来ても、
寺院には行かず、各自分の店の中で礼拝している。
この通りは南北にあり、その両脇に色々な店が、
所狭しと観光客相手に軒を連ねている。


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「陝西省西安旅情23」

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イスラム教の教えでは豚を食してはならない。
インドのヒンズー教では牛を食してはならないとある。
インド本場のカレーの中には何の肉を入れるのだろうか。
イスラムのインドネシアでも豚を食してはならない。
ユダヤ教でも豚は禁じられているが何故だろう?


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物の本には豚は寄生虫が湧くからとか。
先駆者のアラーやユダヤの神も食べて、悪いと悟ったのか?
今回のインフルエンザで多くのイスラム教徒が更に、
豚は食してはならないと硬く腹に据えたのかもしれない。
中国料理には豚は欠かせない肉であるが、イスラム社会では、
それが禁じられ、酒もご法度と言うから殿方も大変?


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「陝西省西安旅情24」

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どこの都市の特産品や名物料理は良く似たもの。
この陝西省特に西安の名物料理といえば小麦粉を薄く伸ばし、
丸く薄い固いパンを作り、それを細かくちぎってどんぶりに入れ、
スープと具を加えさっと軽く煮込んだもの。だが名前を忘れ、
思い出せないでいるが意外と見た目より美味しい。


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陝西省で酒の名酒といえば西鳳酒であろう。
白酒でアルコール度数は55度と高く、食道が焼け付く。
香りは貴州の茅台酒のようにきつく、慣れれば飲み易い。
だが茅台酒でも工場で生産する数十倍の本数が出回っているので、
西鳳酒も同じく多くの偽物が出回っているという。
百貨店でも分からないというから面白いものである。


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