Dog photography and Essay

Dog photography and Essay

上海大観園(紅楼夢)



「北京大観園」

「中国写真ライフ」では、
北京「大観園(紅楼夢)」の写真を公開しています。

da5.jpg

7年ほど前に北京の大観園へ行き、その時撮影した写真を、
探したがデータを紛失し7枚しか見つからなかった。
北京へは万里の長城や故宮など有名な観光地を見た後、
北京大観園へ市バスを乗り継いで行った。写真は紅楼水車。

1983年に北京と上海大観園で紅楼夢の撮影が行なわれた。
中国に来てより、1984年にテレビで放映VCDを購入して、
もう4回は見ただろうか?名前も覚えたが、7年過ぎた今、
殆ど忘れてしまった。紅楼夢は曹雪芹によって書かれた。

da7.jpg

過去世・現世・未来世を匂わせ、莫大な富も権力もやがては、
滅び去る事を説き、また自分の自叙伝のような紅楼夢・・。
志し半ばにして未来世に旅立った曹雪芹、そのあとを、
程偉元・高蘭墅らが書き綴り完成させた紅楼夢ではあるが、
曹雪芹の真意は受け継がれたかは永遠の謎ではある。

紅楼夢の最終章は曹雪芹の心を写しているのではないか・・。
テレビドラマとして撮影された紅楼夢は1984年放送され、
1985年より大観園は一般公開された好評を博した。

da6.jpg




「草木より生まれ変わった」

「中国写真ライフ」では、
上海「大観園(紅楼夢)」の写真を公開しています。

da1.jpg

天上界の神瑛侍者は中国神話では口の中に宝石を入れ生まれた。
女神の女禍氏(じょかし)の通霊宝玉(石)を含んで生まれた。
現世での名を賈宝玉と言い、薛宝釵を妻に娶り子供も儲けるが、
自分の将来を垣間見た賈宝玉は出家をし失踪してしまう。
その賈宝玉に扮した若者が湖上に浮かべた船の上で舞い踊る。

da2.jpg

絳珠草は過去世で賈宝玉の生命に甘露の水を毎日掛けてもらった。
その御礼に人間になって、過去世での恩を返そうと現世に生まれた。
名を林黛玉と呼び、瀟湘館の中にその姿があった。
一生に流す涙を、賈宝玉に返そうと草木より生まれ変わった。
そして涙を流し切り、未来世に旅立った林黛玉・・・。
病弱で風に揺れる柳に例えられたヒロイン林黛玉そして紫鵑。

da3.jpg

陽射しが瀟湘館の屋根を照らし影が川面に写り、次第に影は、
大きくなり、林黛玉の悲しげな心を写し出したようにも。
闇が静寂さとともにその影を包み、更に新たな影に生まれ変わる。
生命はあたかも生(活動)と死(休息睡眠)のように生と死を、
繰り返すと信じる。だからこそ今を精一杯生きよう。
だけど、やはりロマンを胸に秘め生き続けたい。

da4.jpg




「BACK」へ 「中国写真ライフ」へ 「NEXT」へ


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: