Dog photography and Essay

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江蘇省周庄旅情3



「周庄旅情17」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「水郷周庄」の写真を公開しています。

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水郷周庄の水路は家のすぐ横にあり
石の階段を下りて行くと洗濯や野菜など
多くの生活空間に利用するものを洗える。

だが周庄の街並みに住む人のみ許されている。
土地の人は昔のような澄んだ水は見られないと
各々言うが手には洗濯石鹸を持っているので
何となく滑稽にも見えたが日本の昔にも似たり。

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写真からは見えて来ないが水は黄色っぽく
汚れているのが分かるほどだが手漕ぎ船で
観光する中国の人達も平気で物を捨てる。

今回は手漕ぎ舟には乗らなかったが以前
乗った時にはお菓子の袋からティッシュまで
舟から川の水面へ向け投げ込むので閉口した。

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「周庄旅情18」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「水郷周庄」の写真を公開しています。

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周庄の街並みは狭くて迷路みたいだが
古い歴史があり重量感のある家が多い。

昼食を食べようと古い建て住まいの
老舗レストランに入ってメニューを見た。

テーブルには私一人だけで他のテーブルには
グループで座って注文をしていた。

中国ではレストランへ入ってメニューの
料理の値段を見ると1品20元から50元ほど。

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だが一人で3品ほどとっても四人で3品でも
同じ値段で四人で程よい量になっている。

私一人なので勿体無く思い店の人に一皿に
3品を一人で食べる量にして下さいと交渉した。

決まりなので盛り合わせは出来ないとの事で
店の女主人と交渉して50元で盛り合わせを
作ってくれ美味しく食べることができた。

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「周庄旅情19」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「水郷周庄」の写真を公開しています。

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「中国第一の水郷」と言われる周庄には
水路が入り込み多くの石橋がある。

写真の犬は野良犬のようであり誰かが
餌付けをしているから野良犬が増えると
話していたがいつの間にか私の回りに
野良犬が多く集まってきていた。

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私は犬が大好きであるが何となく不気味な
感じがするほど犬が集まってきた。

だが何か食べ物を狙っているようでもなかった。
犬同士でじゃれあう光景にも見えたが
この付近には団体観光客は入っては来ない。

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「周庄旅情20」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「水郷周庄」の写真を公開しています。

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周庄の余功橋から南方向へ曲がり
富安橋の下を潜り抜ける観光舟や
狭い水路を観光舟で観光客を乗せて
時には船頭が歌を歌いながら舟を漕ぐ。

石橋の下を潜る観光船と同じ形の舟で
川魚を獲りに行くが殆どが投網漁である。

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時には石橋の上から投網をするとの事で
投網で獲った魚の多くは周庄の食堂や
市場に出され、また干魚が売られる。

私は干した小魚を摘まんで口に運んだ。
淡水魚なので塩の味は海魚ほどしない。
干し魚なので噛んでいると甘みがあるが
何となく土の匂いがしたように感じた。

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「周庄旅情21」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「水郷周庄」の写真を公開しています。

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周庄の南湖園の中にある全福講寺を
訪れたがこの寺への人出は少なかった。

全福講寺は11世紀に建てられたが元々
周迪功郎の邸宅だったが信仰の熱い
周迪功郎が邸宅を寺とした。

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全福講寺には重さ1500キロの仏像や
江南地方で一番大きな如来像もあった。

だが1950年代初期に食糧倉庫に改造され
寺内の仏像や経典等は別の棟に移された。

文化大革命に入ると仏像や大きな如来像も
完全に破壊されてしまう事になる。

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「周庄旅情22」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「水郷周庄」の写真を公開しています。

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周庄の全福講寺は900年線香を絶やさず
守って来たが仏像や貴重な品々は全て
破壊され周庄の街にとっても残念だった。

だが改革開放の中で周庄も観光事業を始め
次第に発展させていく事になる。

周庄南湖の歴史人物と人文の景観を背景に
南湖園を1995年3月より建築工事を着工。

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1995年3月18日には全福講寺の工事の為
地鎮祭のような事をやったようである。

南湖園の大型の絵巻は水郷の古い街である
周庄の土地の中で新たな歴史を開始した。

全福講寺は「水中の仏の国」とも呼ばれる。
中国では仏教は段々と庶民に根付いて来ている。

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「周庄旅情23」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「水郷周庄」の写真を公開しています。

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周庄の全福講寺の中に入り香炉近くで
長い線香を撮影しているが、これは
誰かが長い線香を持って現れないかと
暫く周りを見学しながら待ってみた。

すると年の頃45歳ほどの中国人夫妻が
写真の長い線香を二人で抱えて持って来た。

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暫く見ていると本堂の方へ一礼し
左右にもそれぞれ一礼をした後に二人で
香炉の中へ線香を支えながら差し込んでた。

深々と一礼をしている写真も有ったが
あまり良くないと、ここでは公開していない。

細くて短い線香も売られてはいるが
日本のような細い線香は売られていない。

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「周庄旅情24」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「水郷周庄」の写真を公開しています。

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全福講寺は周庄の街の南側まで歩くと
見えて来る。千年前の宋代に建てられた寺だ。

全福講寺は、湖上に橋でつながれ建ち並び
山門や指帰閣、また大雄宝殿や蔵経楼等より
形成される寺院であるが南湖園の5分の1ほど。

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写真には指帰閣と出ているが帰命を指しており
空海の三教指帰の出家宣言の書にも使われる。

空海が書いた三教指帰は西暦797年なので
寺はそれから200年以上未来に建てられたのか。

空海は24歳の時に著し、仏教の教えが三教
つまり儒教・道教・仏教の三教の中で最善と
示されており弁証法的な手法によって
仏教が論理的に称揚されている。

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「周庄旅情25」

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周庄の全福講寺の弥勒菩薩像が
安置してある本堂へやって来た。

弥勒菩薩は釈迦の次に仏陀となる事を
約束されたがシッダッタの入滅後
56億7千万年後の未来に姿を現し
多くの人々を救済すると経典に記される。

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弥勒菩薩の事を未来仏とも呼ぶが実際に
出現する時代は遠い未来の比喩として
56億7千万年後と伝えられている。

弥勒菩薩は娑婆世界に出世してシッダッタ同様に
出家したのち竜華樹下で悟りを得て三度にわたり
説法を行い多くの人々を救うという。

中国では弥勒如来や弥勒仏と呼ばれている。

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「周庄旅情26」

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周庄の南側に位置する全福講寺を出て
湖に架けられた橋を渡り対岸から
全福講寺の姿を横側から撮影した。

千年の歴史を彷彿させる全福講寺だが
全貌は文化大革命が終了して改革路線が
打ち出されてより改修されている。

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橋でつないでいる全福講寺への人通りは
少なく感じたが季節も冬なので
オフシーズンも手伝っていた。

春節に行った広東省のお寺の賑わい振りにも
閉口してしまうので返って人出が
少ない方が風情があるようにも感じた。

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「周庄旅情27」

「中国写真ライフ」では、
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水郷古鎮周庄に風変わりな建物の軒下に
怪楼と書かれた提灯が掲げられている。

全福講寺から橋を渡り周庄の通りを
暫く歩くと現れて来るのが怪楼の建物である。

外見から見ても歴史ある建物だが怪楼は
ミステリアスワールドのような体験ができる。

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怪楼の施設の中に入ると見学するだけではなく
娯楽や面白味、また参加して楽しめる。

一階は視覚館で逆さ部屋、横部屋や
トリックアート部屋、鏡迷路部屋、また
斜め部屋と不思議な空間を体験できる。

二階は聴覚館で日本の3Dサウンドの
遊戯設備があり不思議感覚が体験出来る。

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「周庄旅情28」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「水郷周庄」の写真を公開しています。

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周庄の街中を歩きながら撮影を続けた。
街中をまだ見終わっていない私は
出口付近まで来た所で来た道を引き返した。

水郷周庄の街で暮らす人は観光業や飲食業
漁業や農業をしているが農業が少なく
近郊の村から食材を仕入れている。

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生活の交通手段は運河の水路を利用して
近郊から食材を運搬している。

蘇州や江南一帯は農業が栄えてきたが
この周庄などの水郷においては農業から
観光業に変わって来た事は農業に比べて
きれいな仕事、金儲けの出来る仕事として
若い年代層では農業に戻る人は少ない。

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「周庄旅情29」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「水郷周庄」の写真を公開しています。

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中国で観光地に行くとAAAAなどと
ランクが付けてある標識を見る事が出来る。

国家の法律で定められた基準によって
AAからAAAAAまでのランクが付けられている。

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「A」が多い方がより優れた観光地であり
周庄は中国最高クラスでAAAAAとAが5つあり
国家級の観光地として登録されている。

水郷としての姿や独特の人文的景観や
素朴な民族情緒から東方文化の宝である。

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「中国の旅」


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