みんないいこ

みんないいこ

不妊検査のこと

 「少しこどもはできにくいかもしれないねぇ~」
そう医師に言われたのが20歳の頃。いつの頃からか生理と生理の間に出血があった私は、20歳になったのを機に婦人科のドアを叩いた。
出血は「排卵時の出血」でそう心配するものではなかったが、「こどもはできにくかも・・・」と言う言葉はひどく重い言葉として以後も心にひっかかっていた。

 余談だけど「3年B組金八先生」の中で「15歳の出産」のお話を覚えてますか。杉田かおる氏が演じた”雪乃”が15歳で出産するって話なんだけど、幼心にあの出産シーンを見てからというもの「赤ちゃん産むのは痛そう・・・」と思っていた。だから「こどもができにくい」と言われ「産まなくていいんだぁ。痛い思いしなくてすむぞぉ。」って、なんだかへんてこな感想をもった。若かったなぁ(笑)。

 その後、月日は流れて2002年。旦那さまと継娘「れんれん」と暮らすようになり、実子について当然考えた。(その辺の心情は「stepfamily」においおいと。)
 そこでこどもが欲しかったのと、今まで全く腰痛などなかった私が急に腰痛持ちになったこともあって、再び婦人科のドアを叩いた。「卵巣のう腫」これが診断だった。

「またこどもが遠のいた・・・」

 でも先生は「卵巣の悪い所だけ切除するから、卵巣はちゃんと残すよ。だから赤ちゃん産めるからね。大丈夫。」そう言ってくれた。

 その年の10月、「腹腔鏡手術」(お腹に3箇所、1㎝ほどの穴をあけてカメラを使って行う手術)で「チョコレートのう腫」を摘出した。

 そして2003年。術後3ヶ月の検診へ行った際いよいよ不妊検査をすることにしたのだった。

baby


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