事故を未然に防止するために
◎事故を未然に防止するために････４月３０日
今日は事故後初めて現場に行き、手を合わせてきました。
なかなか現場を見る気になりませんでしたが、ケジメをつける
ためにも直視することが必要だと思ったのです。
やはり現場は異空間でした。
時があのまま止まっている感じです。
特急「北近畿」が現場の直前で停止したままになっているのが、
リアルさを強調しているようでした。
たくさんの人が現場に来られていましたが、ほとんど無言で、
悲しみを共有していました。
改めて、あらゆる事故の発生を食い止めなければならないと思い
ました。
よく「同じような事故が起きないように」と言われますが、そう
ではなく「あらゆる事故が起きないように」です。
皆さんの職場で、家庭で、また皆さん自身で次のようなことが
ある、あるいは、あったとすれば、ぜひとも真剣に検討して
みてください。
１．誰かが「これって危ないんじゃないか」と危惧していること。
２．危ないとは分かっているが、コストがかかると躊躇していること。
３．危険を忠告されているが「これまでそんなことは起こっていない」
と無視していること。
４．良くないこととは分かっていながら、お客さんの言いなりに
なってしまっていること。
５．老朽化している安全装置を騙し騙し使っていること。
６．機械やコンピューターに頼り切っているシステム。
７．「人間はミスをするもの」という前提に立っていないシステム。
これらの延長線上に、「惨事」は十分に想定できます。
もう「想定外だった」というコメントは聞きたくありませんね。
みんなで真剣に、「事故を未然に防止すること」を考えてみま
せんか。
追伸：
私は最近しつこいほど、楽天日記に列車事故のことを書いて
います。
これは「どうしても、書きたい」という衝動が突き上げてくる
からです。
今日、その理由が分かったような気がします。
事故で他界した友人の親戚が「楽天イーグルス」の選手(レギュラー)
だったのです。
大きなご縁を感じます。
次へ
楽天日記に戻る
© Rakuten Group, Inc.
