いいこと探検家の人生冒険ポジティブ日記

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なぜ(自分だけが)助かったの?




◎なぜ(自分だけが)助かったの?・・・・5月13日




あなたは、幾度も危ない所を、切り抜けられました。

天が、人助けをなさる方を助けられた、という事です。   


【ゲーテ:ファウスト】




あの尼崎の大惨事から17日、阪神淡路大震災と同様に心のケアの
必要性が増してきました。


特に、「奇跡的に助かった人」、「救助に当たった人たち」の中で、

「なぜ(自分だけが)助かったのか?」

「もっとできることがあったはずなのに(・・・・できなかった)」

という罪悪感が日に日に大きくなってきているようです。


その氣持ちは、すべてではありませんが、よく理解できます。


私と私の家族も過去に、いくつもの奇跡の生還をしているからです。


それを思い出す度に、「なぜボクは助かったのか?」と問い続けて
いました。



その中で出会ったのが、冒頭のゲーテの言葉でした。


人それぞれ受け取り方は違うので、万能薬とは言えません。


しかし、「何人かでも氣が楽になるかも知れない」と思い、ご紹介
することにしました。 


ゲーテの言葉から氣づいたことは、

「天は(これまで)人助けをしてきた人を助けた」

のではなく、

「(これから)人助けをする人を助ける」

と言っているということです。


少なくとも私はそう解釈しています。



「これまで人助けをしてきたから、褒美として命を与えられたのだ」
と受け取るのは、少し傲慢だと思います。

第一、亡くなった人(助からなかった人)が、「これまで人助けを
しなかったからだ」ということになってしまうじゃないですか。



今回の事故で亡くなった私の友人は、元幼稚園の先生ですし、ボラン
ティアなどでも大活躍していた人なのです。

少なくとも、私よりも遥かに人助けをしていました。



私は亡くなった人には、

「次の生ですることがある」

と(事実かどうかは別にして)信じています。


また「107名の尊い命を賭けて、今後失われるはずだった大勢の
命を救ってくれた」と感謝さえしています。


これで、全世界で安全対策が一気に進むと思うからです。



後は残された私たちが、彼らの遺志を継いで

「列車事故だけでなく、あらゆる事故を防ぐ実践・努力を続ける」

ことだと思います。


「伸ばされた、そして与えられた命は、周囲の人を助けるために
ある」。


そう信じてはいかがでしょうか。



そして、「もっとできることがあったのではないか」という後悔や
罪悪感は必要ありません。


私たちには、

「『これから』できることがたくさんある」

のです。      



いや、もっと積極的に「これから」ドンドン人助けをしようでは
ありませんか!




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