根っこの今

根っこの今

2005年05月05日
XML
母と畑

といっても、朝早くにいつも母が手入れをしている。

母は、こうやらなければいけないという形がない。
だから、畑も自由。

ここにじゃがいもがあるとふと隣を見ると、畝も何もなく突然ねぎ。
あらま!こんな所に何を蒔いたの~!?小さな芽が出てる・・。
写真は、すいかの苗を植える母。周りにはじゃがいも。
すいかが腕をのばして、つるがのびたら・・・?
じゃがいもとすいかは共存するのです・・きっと(笑)。


兄は、水をまいたり、ゆっくりタバコを吸ったり。
うちの猫はその畑を勢い良くかけていく・・。
私は、黒ゴマとモロヘイアの種を蒔いた。
アースデイで綿をもらってきたので、今度、それも植えよう。

一人ひとりが、それぞれいて、我が家の畑がある。

久しぶりに、はだしで土の上を歩いた。
いっぱいの太陽の熱を吸い込んだ土はふかふか温かい。
普段は使わない足の指で、土をつかむ。

今日は、おばあちゃんに会いに。
車椅子生活なので、足がいつもむくんでいる。
今日のおばあちゃんの足は濃い紫色・・・。

おばあちゃんは、極楽にいるみたいだと言ってくれた。
涙が出そうになる。

元気いっぱいで、いろんな人に関わって生きていた。畑もやって、
ゲートボールもやって、たくさんの孫にかこまれていた。
数年前、自転車で転んで、歩けなくなってしまった。


いいんだというおばあちゃん。あんなに盆栽が好きだったのに・・。
昔は自分の足で、土をふんで、歩いて、身の回りの事もできた。
突然、不自由になった。どんなに辛いだろう・・。

足をマッサージしながら、おばあちゃんの命を想う。
90年近く生きてきたその道にはどんなドラマがあったんだろう。
どんな事を考えたり、感じたり。どんな喜びや苦しみがあったんだろう。

生きて、老いて、死を迎える。
でも、どんな命も尊くて、深い。
ひとつの命も、無駄なものなんてない。そんな当たり前のことを想う。
今の時代は、なかなか命のつながりが見えない事が多いから。

最近、姉の赤ちゃんや、おばあちゃんに会って、命のつながり
を感じる。大家族だった昔には、幼子と、老人が共存していた。
それが当たり前だったんだろうなぁ。

命を想うと、今というこの瞬間が愛おしい。
出会う、ひとつひとつの命が愛おしい。

ふと思い出した聖書の言葉・・・(イザヤ書43:4~)

わたし(神さま)の目には、あなたは高価で尊い。
わたしはあなたを愛している。
おそれるな。
わたしはあなたと共にいるからだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年05月05日 21時08分41秒
コメント(4) | コメントを書く
[体のこと・足つぼのこと] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: