「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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おしゃぶり論その2
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<口呼吸を直すガムの噛み方>
「口呼吸は災いのもと」です。口呼吸を続けていると、免疫力(体にとって異物であるウィルスや細菌に抵抗する能力)を低下させて、さまざまな病気を体に呼び込むことになります。これを防ぐには、一刻も早く口呼吸をやめて、鼻呼吸へと変えていかなければなりません。
そこで、ぜひとも注目していただきたいのが、乳幼児期に使うおしゃぶりです。1歳になる前からおしゃぶり(乳首型)を与えておけば、口がふさがれて、自然に鼻呼吸の習慣が身につきます。欧米では、子供が3~4歳になるまでおしゃぶりを使わせています。
ところが、日本ではおしゃぶりを早く取り上げてしまうので、口呼吸の習慣がつきやすくなっています。この、おしゃぶりを子供から早く取り上げることを、まず改める必要があります。
また、こうしたおしゃぶりは大人にも有効です。口呼吸をしている人の多くが、乳幼児期におしゃぶりを十分に使わなかった人たちですから、これらの人たちがおしゃぶりを使うと、信じられないくらいの効果があるのです。大人がおしゃぶりを使うのには抵抗があるでしょうが、これで口呼吸が直り、ぜんそくの発作がおさまってしまうこともあるので、ひそかに使ってみてください。
もちろん、外出先や人前では、おしゃぶりは使えません。そういうときには、ガムを使うことをおすすめします。
ガムは、歯を傷めないよう、砂糖を使用していないキシリトールガムを使います。これを口に入れて唇をきちんと閉じ、鼻で呼吸をしながら、利きあご(片噛みのクゼのある側のあご)とは反対側のあごで、リズミカルに噛みます。噛む時間は、1回40分~50分。これを、1日3回行います。そして、ガムを噛んでいないときも、口を閉じて鼻呼吸をするように心がけてください。
ガムを噛むもう一つの理由は、口を閉じて噛むことにより、顔の表情筋の力がアップすることです。こうなると、口がしっかりと閉じるようになり、口呼吸ができにくくなります。
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日本人の半数以上が、小学生以下では8割が口呼吸
口呼吸には危険がいっぱい!
■■ 口呼吸を続けていると、どうなるのでしょうか ■■
西原先生は、次のように述べていらっしゃいます。
● さまざまな病気の原因を引き起こす
さまざまな要因によって、免疫力は低下し、「免疫の混乱」と呼ばれるアレルギーも引き起こします。
口呼吸によって引き起こされる病気の主なものは、リウマチ、ぜんそく、花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患ですが、肺炎や腎炎も引き起こしやすく、さらに糖尿病や高血圧症、白血病、悪性リンパ腫、潰瘍性大腸炎などの原因にもなるとされています。
● 味覚障害になる可能性が高くなる
舌の粘膜が乾燥するため
● 嗅覚障害になる可能性が高くなる
鼻の機能が低下するため
● 睡眠時無呼吸症候群になる可能性が高くなる
原因は、いろいろありますが、そのひとつが口呼吸と言われています。鼻呼吸なら気道を確保できますが、口呼吸の場合は口が開いている為、口の周りの筋肉が緩み、舌が気道を塞いでしまいます。
● 加湿不十分な空気が肺に入る
→肺胞膜を痛める
→肺胞の粘膜がなじみにくいので、酸素が吸収されにくい
■■ なぜ、日本人に口呼吸の人が多いのでしょうか ■■
西原先生は、次のように、推察されています。
人間も他の動物と同じように、赤ちゃんの時は無意識に鼻呼吸をしています。母乳やミルクを飲んでいる間は、口が使えないこともあり、鼻呼吸の習慣は忘れません。
ところが、喋り始める時に、言葉と一緒に口で呼吸することを覚えてしまいます。さらにこの頃、離乳の時期を迎え、おっぱいやおしゃぶりから離れた口は、空気を吸うようになります。実はこの離乳の時期が重要と言われています。
日本では、離乳の時期は、1歳前後が常識ですが、海外では、3、4歳が常識です。おしゃぶりや授乳を1年でやめてしまうと、鼻呼吸が定着する前に口呼吸を覚えてしまいます。
それでもおしゃぶりを口に入れていれば、鼻呼吸が定着し、4歳ぐらいまで鼻呼吸を続けていれば、それが習慣化します。なんと欧米では、口呼吸の弊害が早くから指摘されており、欧米の家庭では、3、4歳まで子どもにおしゃぶりをくわえさせることが常識とされ、殆どの人が鼻呼吸をしているということです。
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西原先生という方は、おしゃぶり推奨派ですね。
幼児で喘息の子に、おしゃぶりをさせて
常に鼻呼吸をさせていったら、治った!という例も。
振り回されちゃいますね。
いろんなこと言っているので。
育児はどれもそうかもしれませんが、信念も大事なのかも。
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おしゃぶりについては文化の違いがあるようです
育児書を年代別に見てみますと、
1)1977年、松田道雄先生の『育児の百科』第24刷では、「3~4ヵ月の赤ちゃんの事故防止」の中でおしゃぶりの誤飲について警鐘を鳴らしており、
2)1991年の今村先生、巷野先生、鈴木先生の『育児相談 指導の要点』第二版では、欧米諸国ではおしゃぶりは日常的に用いられているが、わが国では古くから好ましくないとされていると記載されています。その理由として、欧米諸国では泣くのを黙らせるのに都合がよい、子どもをひとりにしておくことができるなどがあげられており、わが国では衛生上の問題、口蓋(こうがい)の変形、しつけの面で問題視されていると書かれています。
3)2000年の今村先生『やさしい育児相談』第二版では、わが国ではおしゃぶりをくわえさせているのは、それによって泣くのを黙らせるとか眠らせるという親の便宜さによることが多いと説明されており、わが国では泣けば抱いてやるということをするので、おしゃぶりは必要としないと書かれています。
よってご相談の件は、わが国でも生活が欧米化するにつれおしゃぶりの対応も変化してきており、今村先生も「おしゃぶりも風習の一つとして考えられるが、乳児に話しかける、抱いてやるということで乳児との接触を多くすれば、おしゃぶりを必要としないことを考えに入れておくのがよいであろう」と指摘されていますので参考にしていただければと思います。
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口呼吸の点が、どうなっていくかなぁ。
やはり、1歳8ヶ月でもやりすぎと思っていたけれど
鼻呼吸は忘れてしまうのかしら。
それが、心配でありますね。
私も、調べてみて勉強になりました。
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