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(ゆったりと大らかに咲くジェネラル・ガーデナーさん)
誰にも愛されるであろう上品な香りが、辺りに漂う
(雨上がりの姿も瑞々しく)ここ1~2年の「最小限のバラに、最大限の愛情を」作戦に伴いもうひとつ試みていることがある。それは農薬を極力使わないこと。
一般的な通説として、病害虫対策には2週間に一度の農薬散布とある。
本来の横着な性格から、これがどうも守れない。
マスクとゴーグルに防護服といった完全武装がまず面倒である。
いい加減な装備が原因なのか、噴霧後は口の中が苦いような気さえしてくる。
周囲にパタパタと新興住宅が建ってしまった今となっては、
ご近所さんへの影響も考えねばならない。
いっそ、何もせずバラたちの体力に任せっぱなしにしようか、
などと都合の良い考えが頭をよぎる。
いろいろ検索しているうち、
「バラの季節に農薬を噴霧するより、冬に石灰硫黄合剤を塗布する方が効果的」
との記事を見つけた。
う~む。何やら聞きなれない石灰硫黄合剤。
そんな作業、本当に必要なのか。半信半疑である。でもまぁ、モノは試し。
騙されたと思って、昨年の冬はじめて防寒着を着込んで試してみることにした。
冬まっさかり、1本1本のバラに向き合い、話しかけるように
筆で塗り塗りする作業は、なにやら修行めいてさえいる。
だけど、そんな自分が嫌いじゃなかったりもする。
心の中で呟くもう一人の私。「頑張れ自分!」
そして迎える今年のバラの季節である。
確かにある一定の効果はあるとみえ、病害虫の被害は例年に比べ、
かなり少なかったように思える。
害虫をまったく寄せ付けないことは不可能だが、
黒点病・うどんこ病にいたっては、開花中はほとんど出現しなかった。
具体的に行った害虫対策は、
・アブラムシが出始めた頃、オルトラン粒錠をパラパラと根元に (2~3回)
あとは見つけ次第、筆で拭い取る。
・ニームと木酢液を噴霧 (それぞれ1回づつ)
・チュウレンジバチの幼虫は、見つけ次第、箸で捕獲
と、ざっとこんな程度。
初めての試みとしては、まずまずの成功といえよう。
「最小限の労力で、最大限の効果」を目指し、来冬は2回の修行をしてみようか。
(完璧すぎる美しさのアンブリッジローズ)
― 媚薬のようなミルラの香りを漂わせて ―<そっくりさんクイズ>さて、どちらがバラでしょう?
<正解>左:ERみたいな芍薬 右:芍薬みたいなアンブリッジローズさん
(こんな雪降る真冬に、がんばったのだ)
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