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2007年03月08日

『なんて素敵にジャパネスク』全６巻(文庫本)

(10)

テーマ：今日読んだマンガは？？(10348)

カテゴリ：漫画

『なんて素敵にジャパネスク』山内直実

大納言家(だいなごんけ)のおてんば姫・瑠璃(るり)が
高彬(たかあきら)との新婚生活を夢見て大活躍する平安恋愛絵巻！

以上解説

私がジャパネスクに出会ったのは小6の時です。
塾の友達が面白いからと氷室冴子さんの小説を貸してくれました。
集英社コバルト文庫より出版された原作の小説です。
どこにも写真がありませんでした
今は、新装版が出て、イラストも漫画ちっくですが
当時のイラストは・・・
なんていうか・・・あまり好きではありませんでした。

かなり強引に勧められたので
しかたなく読むことにしたのです。

そしてはまった!!!!

まだその当時は完結してなかったんだけど
面白くて１冊すぐ読んでしまい、
次を早く貸してと、友達にねだりました。
歴史も苦手だし、まったく平安時代に興味がなかったんだけど
読んでいくうちにはまるはまる・・・
最初の頃は、平安時代の小物や位、
名前などに慣れるまでちょっとかかったけど
慣れてくると面白いこと!!!
平安時代に興味を持ち、大好きになりました。

氷室さんのジャパネスクはもう５回以上は
読み返しました。
小説でこんなに読み返すのはジャパネスクぐらいです。
たいてい一回読んだら気が済むので。
この頃、コバルト文庫にはまりティーンズ文庫も

小説に目覚めた時期です。
その時の友達に感謝です

しかしジャパネスクは何度読んでも面白い!
もうずいぶん昔に手放して手元にはないけど・・・

そしてその頃漫画化してたのか、まだしてなかったのか忘れたけど
漫画にも夢中になりました。
氷室さんの世界を壊すことなく
忠実に漫画化してあるのがすごい!
「花とゆめ」で特に好きだったのは
ジャパネスとぼく地球です。
カラーは切り取って大切に保管してました。(今はもうないけど)

以前通常版を持っていたのですが
昔に手放してしまったため、今回文庫本を買ってみました。
表紙は、昔「花とゆめ」で見たことがあるものばかり・・・
な・・・懐かしいです
愛蔵版は書き下ろしらしいけど、私はこっちが好きです。

一生懸命で好奇心旺盛で正義感が強い 瑠璃姫 が大好き。
幼なじみの高彬や、初恋の 吉野君 、弟の融、
口うるさい小萩に鷹男の帝・・・
その他のキャラもみんないい味出してます。
でもやっぱり一番好きだったのは高彬です。
高彬のカラー表紙の度にうっとりしてました

鷹男が登場した日にゃ～もぅ!!!!

初めはどたばたコメディだったのに
吉野君編からシリアスになって、切なくて感動して・・・

吉野君のことを想って、むちゃなことをした瑠璃姫を
広い心でつつむやさしい高彬に感動した!(吉野で雪を見るシーン)

このセリフ・・・ぐっときました～
さすが高彬

そして番外編での守弥が瑠璃姫に
帰郷を勧めるために(実は違うけど)吉野に向かい、
記憶が戻ってからの最後の夜、守弥に言わせたセリフ。
めちゃくちゃ切な～い!

「・・・瑠璃姫
もういいですから　お帰りなさい」

瑠璃姫のことを考えると、もう・・・

吉野君には逢えなかったけれど
守弥が来てくれたことで瑠璃姫は
ほんのちょっとでも救われたと思います。

人妻編が何年かぶりに「花とゆめ」で再開されて
今現在４巻まで出てるみたいですね。
帥ノ宮編ですね。
この話も長いけど大好きでした。
今度読んでみます。

吉野君は生きてると
私は信じています!

私　的　評　価
　　　５　段　階

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