まったりしましょ♪

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2007年12月26日
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カテゴリ: 漫画
『後宮』海野 つなみ






以上解説


海野流『とはずがたり』 です。


鎌倉時代の話で、実在していたという女房二条が書いたものらしいです。


タイトルは聞いたことあったけれど
内容は全く知りませんでした。


しかも大好きな海野さん、初の原作付き、しかも古典


早く読みたかったけれど、我慢して
完結まで待ちました。




海野さんのシンプルですっきりとした絵はとても見やすく
着物の柄などあえて書かず、小物などを丁寧に書かれていて
最初、女性の眉にはびっくりしたけれど
あれはその当時の習わしで、すぐに慣れました。


私は「あさきゆめみし」や「なんて素敵にジャパネスク」などが
とても大好きなので、鎌倉時代もとても楽しく読めました。


歴史モノの古典だけれど、
イマドキのギャグも取り入れて
とてもわかりやすくストーリーは進んでいます。



そのストーリーというと・・・

「とはずがたり」を読んだ事がある人はわかると思いますが

昼ドラみたい。
でも海野さんが書くと、そんなにドロドロとは感じず
反対にとても切なかったです。


二条、通称 吾子 が母を亡くし、4歳から後宮に入り
御所様 )の手元で育てられ、14歳で無理やり手篭めにされたり
幼なじみの 西園寺実兼 と危険な恋におぼれたり
後深草院の義弟性助法親王(通称 御室 )に激しく愛されたり・・・

二条はとにかくモテモテで、もてるがゆえに
後宮のみんなから恨まれて居場所をなくしたり
次々に血縁のものが早くに亡くなったり
うまれた子供は早くに亡くなったり、取り上げられたり
とにかく波乱万丈です。


実兼との関係を御所様にバレやしないかと
ずっとドキドキしてました。

やっぱりバレたけれど、そのときの仕打ちが辛い・・・
自業自得とはいえ


御室の一途さもすごいです。
あんなに人を愛する御室が、
怖くもあり、また愛しくもあり。


そして御所様。
二条と御所様は気持ちは同じだったのに
すれ違いが多かったですね。
御所様に、後宮を去るように言われたときには
かなりショックでした。
けれど何年かして、また御所様とお話でき
誤解を解き、分かり合ったシーンは感動でした。

裸足で御所様の亡骸を追いかける二条。


いいシーンばかりです号泣


ひとりひとりの感情が、とても丁寧に書かれてあり
どのキャラも私は好きでした。


この時代だからこそ面白い。



原作を読んでみたくなりました。




海野さんの次回作は、私の大好きな
「回転銀河」シリーズです。
とても楽しみ



私 的 評 価
   5 段 階






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最終更新日  2007年12月26日 21時42分06秒
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