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「いのちを考える」というテーマですが、具体的には犯罪被害者となられた方のお母さんのお話を聴く、ということを中心に、ほか臨床心理士の方や犯罪被害者支援センターの方などのお話も聞かせていただきました。
通り魔的にたった一発殴られた、というもので、見かけ上たいしたことはなかろう、と思われることであっても、被害者の方が脳を損傷していたならば、時間が経つにつれ状態は悪くなっていき、徐々にできることがなくなり、何年もの年月を経て亡くなってしまわれる。
その長い時を家族はどうやって支えあうことができるだろうか。被害とは決して殴られた本人だけではない。その出来事が発生したために、家族や多くの人々の毎日がいきなり捻じ曲げられる、それが被害者たちの現実。
長い間犯罪者は犯罪を犯していても、人として生きるための人権は守られてきた。でも被害者たちはずっと何のサポートも得られないままに、救いのない嵐の海に放り出されたかのような毎日を送らざるをえなかった。
最近になってようやくいろんな支援が生まれてきたとのこと。
お母さんは自分たちの体験から、「このままじゃぁだめだ」と思ってもう一度大学に入りなおおされた。そして今、社会福祉士として犯罪被害者支援コーディネーターのお仕事をなさっている。
お話の中で出てきた会話
寝たきりになってしまわれた息子さんが
「死にたい・・・」とおっしゃったとき、お母さんは
「このまま何とか21歳の誕生日までがんばろう。21歳になったら、私も一緒に死んであげる」と言われた。
21歳の誕生日も1週間ほど過ぎたとき、「死にたい」と言われる息子さんにお母さんは言われた。
「ごめん、わたし、いま・・・死にたくない・・・」
息子さんは23歳で亡くなられた。
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