いわぴいのドラマ日記

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December 11, 2005
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テーマ: 『義経』(333)
カテゴリ: ドラマ
 堂にこもってその先に見えた光の中に義経は何を見出したんでしょうか? 屏風

 やはりと言うべきか、泰衡は鎌倉からの再三にわたるプレッシャーに耐え切れず、義経を討つ決断をしてしまいましたよね。それが鎌倉の狙いだと言うこともわからずに・・・。この物語を知るにつけ「たられば」を繰り返したくなってしまうのですが、泰衡にもっと度胸があれば、もしくは鎌倉からの書状を詮議にかける程度の度量の大きさがあれば衣川の悲劇は起こらなかったのかもしれませんよね。

 鎌倉側でも御家人の反応はさておき、頼朝自身は良心の呵責に苛まれていたようでした。自分が追い込んでしまったから義経を討たなければならなくなったと言うことを自覚していたんでしょう。ひょっとしたら政子の陰謀に自分がはまってしまったことに感づいたのかもしれないですね。情に生きた義経と理を選んだ頼朝。兄弟でありながら立場の違いもあり考えをあわせることが出来なかった二人が本当に悲しく感じられました。最期の頼朝の涙は理を取った頼朝のせめてもの義経に対する償いだったんでしょうね。ただ、範頼はあの時、どうしていたんでしょうね・・・。

 郎党たちの最期にも涙が出てきてしまいました。義経の家来になることが出来ただけで満足することが出来た彼らはある意味では幸せな人生を送ることが出来たのかもしれませんね。出来ることなら義経よりも彼らに夢の都を見せてあげたかったと思ったのは僕だけではないでしょう。それほど、最期の決戦に挑むときの彼らの表情はすがすがしいものでした。

 鷲尾三郎が落命し、喜三太が後ろから矢が放たれたときにはボルテージは最高潮に達しましたね。画面を食い入るように見つめてしまいました。倒れた喜三太をかばうようにして草陰に逃れた弁慶の優しさにも義経の第一の家来を弁慶に譲ると言い張る喜三太の姿には涙が出てきましたね。うつぼとの幸せな生活があったかもしれない喜三太が落命したときに弁慶の覚悟はさらに高まったように思えました。「殿を頼む・・・」という喜三太の言葉を胸に戦場へと舞い戻ったんでしょうね。

 大量の矢が放たれたとき義経をかばうようにして亡くなった駿河次郎も、必死の奮戦の末最期のときを迎えたことを悟ったときいつものおどけた笑顔を見せた伊勢三郎も最後の最後に感動させてもらったような気がします。義経は本当に郎党に恵まれていたんでしょうね。自分のために慶んで命を捨ててくれる郎党がいると言うのはどれだけ幸せなことだったんでしょう。ただ、その分死を見つめるときの悲しさも倍以上だったんでしょうけどね・・・。

 しかし、 弁慶 と二人になってしまったときには 弁慶 弁慶 の家臣としての思いやりを感じました。そして、お堂の前で仁王立ちしたまま悪鬼をにらむような形相で義経を守り通した姿は家臣の鏡のように思えました。それでも最後まで義経につき従えたことが彼にとっては最大の誉れだったのかもしれませんね。

 今回で今年の大河ドラマとしての義経の物語は終わりを告げました。ただ、義経と触れ合った人たちが彼を忘れなかったように、義経の物語を知っている僕たちにとっては永遠に義経のことを忘れることはないでしょうね。死して名を残した彼の人生は頼朝よりも幸せだったのかもしれません。

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最終更新日  December 16, 2005 10:12:16 PM コメント(12) | コメントを書く


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