いわぴいのドラマ日記

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May 4, 2006

ドラマ・７人の女弁護士　～第４回～

テーマ：どんなテレビを見ました？(79886)

カテゴリ：ドラマ

アスリートの選手生命って本当にデリケートなものですよね。一度壊してしまうと人生そのものが狂ってしまうわけですから・・・。恋人と選手生命という大切なものを二つも奪われた栗田さんは本当に辛い時間を過ごしてきたんでしょうね。ただ、それが元で関係ない人を殺してしまうと言うのは違っていると思いますが・・・。

　ただ、現実的に考えてみると世界選手権出場を決めたマラソンランナーが、いくらストーカーとはいえ殺人事件を起こすことって考えにくいですよねぇ・・・。何年間もその大会に出るために厳しい練習に耐えてきたわけですから・・・。女弁護士たちも事件が持ち込まれたときにやはり不審そうな感じでしたよね。正当防衛を主張すると言うのもなんだか釈然としない感じがしました。

　さらに事件を複雑にしていたのは後輩である柿原との選考レースをめぐってのトラブルと監督を挟んだ三角関係でしたね。柿原がストーカーを雇って高梨を不安に陥れたと考えても確かにおかしくはないですから・・・。ただ、そうなると下手をすると自分まで捕まってしまって世界選手権に出られなくなるわけですから、あえてそんな危険を冒すかと考えるとやっぱりこれもおかしくなるわけですよね。柿原の仏頂面が逆に悪いイメージにつながっていたようでなんだか最後はちょっとかわいそうになりました。

　人の恋人と選手生命を奪ってしまったうえに、ストーカー殺人の身代わりにまでなった高梨選手はかなりかわいそうでしたね。「天罰が下ったんです・・・」となきながら語る彼女の姿は本当に見ているのが辛かったです。最初は柿原とのことを言っているのかと思いましたが、栗田のことだったんですね。「あたしのためなら何だってするって言ったじゃない！」と法定で逆切れした栗田の言葉を聴いたとき、彼女は何を考えていたんでしょうか？身代わりになりきれなかった自分を責めていたのか、それとも無実が証明されてホッとしていたのか・・・・。ただ、よく考えたら弁護士を騙そうとまでしていたということなんですよね・・・。それだけ彼女は優しい人間だと言うことなんでしょうか？

　でも一番悪いのは女に手が早い監督なのかもしれませんね。選手生命が終わったとしても人間として監督が栗田を支えてあげれば、高梨をストーカーに付けさせるなんてことはしなかったでしょうし・・・。監督なんてたくさんの人間を見る人は人の心をわかってあげる能力が一番大事なんじゃないでしょうか？

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