いわぴいのドラマ日記

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October 13, 2008
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カテゴリ: ドラマ
 天璋院にとっては、 薩長同盟 はやっぱり反則ですよねぇ・・・。蟄居している勝海舟からこの事実を聞かされたときの彼女の表情といったらなかったですよ。嫁の和宮とも結局はうまく行かないですし、武家と公家・実家と婚家すべての狭間で苦悩している天璋院が見ていてとても切ないお話でしたね。

 とはいえ、時代の流れとして長州征伐と薩長同盟は避けることの出来ないことだったんでしょうね。戦を早く終わらせるために江戸を後にしたはずの家茂が、結局は一橋慶喜の口車に乗せられて長州征伐の勅許を受けてしまうのは、そのためだったような気がしました。前将軍・家定は「徳川家を守るために」家茂に家督・将軍職を譲ると 天璋院 に話していましたが、それを逆手に取った慶喜が京都に居座っているのをいいことにやりたい放題やっているように感じてしまいました。将軍に不遜な態度を取る慶喜には本当に腹が立ってきました。

 そんな不安定な幕府だからこそ、 帯刀 は長州と同盟を結ばざるを得ないと思ったんでしょうね。久光からの信頼も厚く、下級武士もまとめることができる彼の裁量で、薩長同盟を藩論に出来たことが薩摩の強さだったような気がしました。それにしても久しぶりに帯刀と謁見した久光はだいぶ悪党顔になってましたね。しかも、もともと将軍には一橋慶喜を担いでいたはずの薩摩の久光が「慶喜あたりが」と態度を変えているのが微妙に気になりました。これも、諸藩の幕府離れのひとつの表現だったのでしょうか。

 西郷や大久保の反対にあったり、久光の権謀術数であったり、汚い部分が多かったからこそ、天璋院の勧行院への雅楽のプレゼントは今回のお話の一服の清涼剤になったような気がしました。余命いくばくもない彼女へ都の香りを届けた天璋院は紛れもなく優しさに満ち溢れた女性なんだなあと感じさせられました。もう、薩摩でやんちゃをしていた於一ではないんですねぇ・・・。重野とのやり取りにも穏やかさを感じることが出来て、家茂か重野がいないとどの場面も緊張する時代の局面になってきてしまったような気がします。

 帯刀はお近さんに内緒で京都にお琴さんを囲うことになってしまいましたし、竜馬は寺田屋で襲われていましたし、薩長同盟も成立してしまいましたので、時代の流れはさらに加速していきそうな感じです。幕府を敵に回す危険な同盟を前にして、天璋院には今まで以上に過酷な運命にさらされることになると思いますが、来週はさらに目が離せない展開になりそうですね。

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最終更新日  October 17, 2008 10:23:32 AMコメント(0) | コメントを書く


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