Jashi's ROOM

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2012.01.09
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■450Mbpsに不可欠の第3のアンテナが見つかった

先日書いた 「acerのノートPC AS5750をパワーアップ!! メモリー増設と無線LANモジュール交換」 の続編である。

無線LANモジュールの「第3のアンテナ」端子に接続するアンテナが見つかったため、アンテナ追加の記事である。

300Mbpsまでなら2つのアンテナで対応できたが、450Mbpsに対応するためには3つ目のアンテナの増設が不可欠なのである。

■使用した第3のアンテナの詳細

このアンテナは、2009年に香港の業者から Intel wifi 5300agn(フルサイズ)を購入したときに、付属していたものである。3つの2.4GHz/5GHz共用のアンテナが3つセットになっている。


そのうち、2つのアンテナは熱収縮スリーブで同軸ケーブルがまとめられているが、「第3のアンテナ」は独立して使えるようになっている。これだけを撮影。


何やら部品番号らしきものが見える。「HTL008」そして「Hitachi Cable.LTD」とどこかで見たような日本の会社名も見える。


HTL008のPDFファイル(Intelによるもの) が見つかった。これはIntelによる性能テストのようなものである。

HTL008は、2.4GHz帯(b/g)および5GHz帯(a)のデュアルバンドアンテナである。

■2.4GHz帯の無線LANモジュールアンテナは、5GHzでも使えるのか?

そのとき、ふと思ったこと。先に(過去にも)2.4GHz帯の無線LAN搭載ノートPCに、5GHz帯もカバーするデュアルバンドの無線LANモジュールに載せ替えていったが、元のアンテナは5GHz帯も使えるものだったであろうかと疑問に思った。

私も昔はアマチュア無線をしていて、アンテナもよく自作したものである。アンテナの長さは波長を元にして行われ、波長=300/周波数、これで求めた波長を元に材質やその太さなどにより実際のアンテナは「速度計数」をかけることにより実際より短くなる。それを元に1/2波長ダイポールや1/4波長ホイップアンテナなどを自作したものだ。実際にはSWRやインピーダンスなどの問題もあり、自作するときには計算により長めにして、後は切り詰めてSWR値をが低くなるようカットアンドトライしていったものだ。

一応、ほとんど倍の周波数なので、何とかなるかもしれない。インピーダンスは無視して・・・

実際は使えるけど、インピーダンスの違いにより利得(感度)は低いものになるだろう。実際には、今までは無視して使ってきたけど(5GHzに対応していることもあるかもしれない)、何とか使えていた。

■何で、3つ目のアンテナが450Mbpsでは必要なのか

アンテナが3つ必要なのは、1つのストリームで150Mbps、2つで300Mbpsだったのを、3つ目のストリームでさらに150Mbps増の450Mbpsにしている。

もう2年前から入手できるIntelの無線LANモジュールはm、既に450Mbpsに対応していたのだが、それに対する無線アクセスポイント(無線ルータ)が2ストリーム、300Mbps止まりで、日本でも3ストリーム対応450Mbpsのものが発売されて本来の機能を発揮する。

ノートPCでは、3年ほど前に購入したネットブックは54Mbpsなのに2アンテナだった。今思うと1アンテナでも十分のように思うが、そのため、300Mbps(実際は450Mbps対応)に対応できていた。450Mbps対応なのだが、そこに3つ目のアンテナをつなぐ必要性がなかった。



まあ、それはいい、3つ目のアンテナ実装を考える。無線LANのアンテナは、内部をくぐり抜け、液晶パネルの部分に取り付けられていることが多い。しかし、そこまで分解することは今回は避けたい。

とりあえず、無線LANの第3のアンテナ端子に、今回の第3のアンテナを取り付ける。


以下は、右からメモリー、無線LANモジュール、そしてHDD。裏蓋は、メモリーから無線LANモジュールまでの部分はシールドされているのだが、HDDのところだけ何にもない。ノートPCの底辺で電波が届きにくいが、近くなら電波が届くであろうと、裏蓋にはりつける。アンテナ自体に表面テープで貼り付けられるが、裏蓋は平滑なところがないので厚めのフカフカした両面テープで貼り付けた。


さらに、無線LANモジュールのところとHDDのところには、仕切りがあるがアンテナのコードを通す必要がある。そこは若干裏蓋が浮いたとしても黙認しよう。

そして裏蓋を閉じてネジ2本を閉める。浮きそうだが。何とか収納された。




これで一応450Mbps対応のAS5750ができあがり。

裏蓋のシールドがないところに貼り付けたとしても、金属のテーブルに置いたときには電波の飛び具合は悪くなるのは見えている。そこは、一応対応ができたとして大目に見てもらおう。

一番の問題は、現在は450Mbpsルータがないので300Mbpsでのみの動作確認しかできていない。300Mbpsでの動作はまったく問題ない。2.4/5GHzどちらでも。

本当に450Mbps確認するには、450Mbps対応のルーターを購入しかない。今回のことで購買意欲が増してきたので、実際の動作確認する日は近いかもしれない。

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Last updated  2012.01.09 22:55:00
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arch@ Re:■EasyCAP DC60のまとめ。64ビット版Windows対応と映像形式(09/04) 超久しぶりに使ってみました。Win10 64bit…
楽天泰子 @ おめでとうございます。 おめでとうございます。 参考になればと…
jashi @ Re[1]:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 新米3109さんへ 返事が遅れて申し訳ありま…
新米3109 @ Re:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 最近パソコンも使うことが多いのでこれい…

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