Jashi's ROOM

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2013.02.23
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■PC電源のテストに専用テスター、それを海外から注文

PCの動作不良の原因の1つに、PCに内蔵された電源が不良というのもある。別の電源に付け替えて動作すれば電源が不良と判別できる。また以前にジャンクの電源や新品なのに怪しい電源を接続してマザーボードを道連れに壊してしまった苦い経験がある。

電源単体で動作チェックする方法はないだろうか。通常の電気回路用のテスターで調べる方法もあるが、ちょっと面倒だ。

ふと楽天市場で次のようなPC電源テスターがあるのを知った。電源からそれぞれの電圧がきているかLEDの点灯でチェックするテスターである。送料は別に500円かかる。


世界最大のオークションであるeBayで同様なPC電源テスターを調べると、即決で送料込$3少々(300円)で海外から購入することができる。時間はかかるが、海外から購入する方が送料込みでも安いというのもおかしな話だ。以前から私のブログで書いているが、簡単な英語のスキルがあれば、安く購入可能なのだ。

このようなLED表示のチェックしかできないPC電源テスターでは心もとない。さらに液晶パネル付きで電圧などがデジタル表示できるものがないだろうか。 eBayで「pc power supply tester」のキーワードで$8.6以上のものを検索 していくと、液晶パネル搭載で各電圧がデジタル表示のものを香港の業者が送料込$8.99(900円弱)で販売していた。

1月上旬にPayPal決済で注文した。このときは833円、今はもっと円安が進んでいるのでもう少し高いだろう。

■海外に注文でのトラブル。PayPal決済なら「異議申し立て」で解消



未到着で時間がかかりすぎるなら、決済システムのPayPalに「異議申し立て」を45日以内にPayPalのサイトで日本語で伝えれば(電話もOK)、相手はクレームまで発展してPayPal口座を閉鎖されてしまうのを恐れて、すぐに返金してくれる場合が多い。

私もeBayでの注文で、過去には届かなかった例がある。そのとき、PayPalでに異議申し立ての期日45日まで「もうとどくかな?」と待っても届かなかった。そして、45日を過ぎてから異議申し立てを後からしようとしたが、受理されなかった。

それ以後、30日待っても届かない場合、「異議申し立て」をしている。異議申し立て後に返金された後、実際には商品が届いたこともある。届いたパッケージのタイムスタンプを見ると、実際には注文後20日経過してから発送したことが確認できたりして、それは相手の自業自得だ。

eBayに限らず海外通販での決済はPayPalが主流だ。そのときも同様に「異議申し立て」をおこない、それでも解決しない場合は「クレーム」へ発展させればほとんど解消すると思う。

■到着したPC電源テスター

10日あまりで中国から送られてきた。例によってプチプチ封筒に入ってきた。


開封すると、ビニル袋にパックされたPC電源テスターが登場。箱などのパッケージには入っておらず、説明書もない。本体はプラスチック製で軽い。


実はこれと同様なテスターは日本国内でも 「Power Supply Tester 3」という商品名 で販売されていた( 使い方 )。こちらはアルミケースだが、中身はほど同等だ。他社でも同様なものが日本でも販売されていたが、最近はいずれも販売中止していることが多いようだ。

■3つの電源を用意。さらに新しい電源について




(1)13年ほど前に香港の電脳市場で1000円程で購入したATX電源300W
 ATXメインコネクタ20ピン
 4ピンのATX12Vコネクタはないので、Pentium 4からのCPUには対応しない。。

(2)10年あまり前に3980円で電源付きPCケースに使われていた電源300W
 ATXメインコネクタ20ピン


(3)4,5年前に送料込み3980円購入して未開封だったEVERGREEN Silent King-5 450W
 ATXメインコネクタが24ピン(分離して20ピンとして使用可)
 ATX12Vコネクタ4ピン
 PCI-Expleesコネクタ6ピン
 SATA電源コネクタ

さらに最新のPC電源の特徴として次のように移行してきている。

・EPS12V
 今までのATX12Vコネクタ4ピンに、さらに4ピンを追加して8ピンとなったもの。
 分離してATX12Vとしても使えるようになっている。

・PCI-Expleesコネクタにピンが追加
 今までの6ピンに2ピンを追加して8ピンとしたもの。
 分離して今までの6ピンとして使えるようにもなっている。

■ATXメインコネクタのテスト

テスターは、ATXメインコネクタ20ピン/24ピンどちらも差し込んでテストできるようになっている。基本的にはこのコネクタに差し込むだけで電源が入る。

注意として、電源にスイッチがある場合はOFFに、スイッチがない場合はACコードを抜いておいてから、このATXメインコネクタを差し込んでから通電するようにする必要がある。また、他のコネクタをテストするとき、このコネクタは常時差し込んでおく。

今回の(1)の電源を入れるとテスターの液晶パネルに電圧などが表示された。


ただし、ATX12Vコネクタがこの電源にはないため、次のように+12V2表示が「LL」の点滅と共にブザー音の断続で注意を促してくる。他の電圧に異常があった場合にもブザー音や表示の点滅で異常を知らせてくれるようだ。


次に(2)の電源をチェック。ATXメインコネクタ20ピンを差し込んでも通電しなかった。最後にこの電源は使えていたと思ったのに壊れているようだ。(もしかするとこのテスターでは通電しないだけ?)


さらに(3)の電源。こちらはATXメインコネクタは24ピンを接続。しっかり動作している。(写真ではATX12Vも接続しているが、しなくても通電した)


■ATX12VやEPS12Vコネクタのテスト

テスターの左側面上部はATX12V(4ピン)やEPS12V(8ピン)のテスト用コネクタ。にはATX12V付きの電源からのコネクタを差し込んだ。+12V2の電圧が表示される。


そのときの液晶画面をクルーズアップ。


■PCI-Expleesコネクタのテスト

このテスターではPCI-Expleesコネクタ6ピンとなっている。最近見られる8ピンの場合、2ピン分を分割できるので、6ピンとして接続できる。

実際に接続したものが次のもの。


液晶表示はATX12VやEPS12Vと兼用。PCI-Expleesコネクタをテストするときは、ATX12VやEPS12Vコネクタを取り外しておく必要がある。

■SATA電源コネクタのテスト

SATA電源コネクタのテストは、テスター本体の上部に接続。ただし、コネクタは反対側にも接続できてしまうので注意。

本体左上部にある+12V、+3.3V、+5VのLEDが点灯すればOK。


このLEDは、ペリフェラルコネクタ4ピンやFDDコネクタのテストも兼用しており、これらはのコネクタを同時に差し込まない。何をテストしているのかわからなくなる。

■ペリフェラルコネクタ4ピンのテスト

IDEのHDDや光学ドライブで使われていたこの電源コネクタ、最近は使うことも少なくなってきた。

このコネクタは、テスターの下部に差し込んでテストする。LEDは+12Vと+5Vが点灯すればOK。


このLEDは、SATA電源コネクタやFDDコネクタのテストも兼用しているので、これらのコネクタを同時に差し込まない。

■FDDコネクタのテスト

最近はFDDを使わないようになり、FDDコネクタが活躍することはなくなった。

このコネクタはテスターの左側面下側に接続する。+12Vと+5Vが点灯すればOK。


このLEDは、SATA電源コネクタやFDDコネクタのテストも兼用しているので、これらのコネクタを同時に差し込まない。

■PC電源テスターを使ってみて

テスター自体は、小型で軽量、お手軽にチェックできる。ただし、負荷をかけずに電源をチェックするので、テスターで異常がなくても実際の動作では異常をきたすことも考えられる。

頻繁に使うものではないが、900円弱で送料込みで購入でき、1つ常備しておくと今後役に立ちそうだ。

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Last updated  2013.02.23 19:44:03
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arch@ Re:■EasyCAP DC60のまとめ。64ビット版Windows対応と映像形式(09/04) 超久しぶりに使ってみました。Win10 64bit…
楽天泰子 @ おめでとうございます。 おめでとうございます。 参考になればと…
jashi @ Re[1]:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 新米3109さんへ 返事が遅れて申し訳ありま…
新米3109 @ Re:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 最近パソコンも使うことが多いのでこれい…

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