痔キル博士の部屋

★アメリカ大陸横断の旅 ~その2



ニューメキシコ州アルバカーキー→サンタローザ→テキサス州アマリロ→オクラホマ州オクラホマシティ→タルサ

Mac Truck parks near Traveloge
朝、目を覚ますと部屋の前のマクドナルドに40フィートのデリバリー・トラックが止っていた。 “Breaker Breaker for Breakfast”と大きく書いてあったが、Breakfastとは「断食」の意味がある”Fast“を「破る」ことから「断食破り」の「朝食」と言う言葉になったのが語源だ。

Travelodge Bldg
道路を挟んで向かい側のガソリン・スタンドから見たモーテルの全景。 こちらの敷地内にスーパーのアルバートソンズがある。 撮影=オイド氏

Traveloge, NM - Breakfast
Traveloge, NM - Front Desk

トラベルロッジのフロント・デスクとその隣のカウンターに用意された朝食

このモーテルはコンチネンタルの朝食付きで、コーヒー、ミルク、ジュースなどの飲み物の他、トースト、マフィン、シリアルが食べ放題になっていた。 普段ほとんど食べることのないブルーベリー・マフィンの甘さがほどほどで美味しいと思った。 (フロントに居たホテルのお揃いのポロシャツを着た夫婦者らしい中年男性に話し掛けられ朝食の写真を撮り忘れた。)

「旅はどうですか?」と聞かれたので、
「ここまではマアマア。」と答えた。
「ここまでって?」と続けて聞くので、
「後、3日間走らないとならないのですよ。」と言うと、
夫婦は「ほぅ」と言う顔をし会話が途絶えたが、モーテルを出る時は
「ありがとう! 良い旅を!」と優しく見送ってくれた。

幸先良いマアマアの朝食後、今日の最初のチェック・ポイントを確認するとPST(太平洋標準時)からの時差+2時間のテキサス州アマリロ。 走行距離は470Km(290マイル)、アルバカーキーからの予定走行時間(Estimated Zone Time)は4時間だ。

ルート66の歌(Get Your Kicks on Route 66) にも出てくるこのアマリロまではラスベガスからLAまでの距離とさほど変わらない。 一気に行けるだろう、と思った。
ATD Albuquerque 0740, ETA Amarillo 1240

Leaving town 2 Leaving town NM Highway

アルバカーキーの町を出ると目の前にはまた荒野の中をひたすら伸びる道が続いていた。 朝は昇る朝日に向かって走る為、太陽が眩しく運転し辛い。

NM Train
機関車3台が牽引する長さ1Kmを越える貨物列車。 車両は100台近く連結されている。模型のNゲージでも大変な長さになる。


TX Highway -Truck Convoy
TX Highway - Fedex Truck


ATA Stateline 1133、3時間弱走りテキサス州との州境に到達。PSTからプラス2時間の時差になった。 思ったほど風力発電の風車を見かけない。 上下線ともにトラックのコンボイが増えてきた。 20フィートのコンテナー車を連結したFedExのトラックが走っているのを何度か追い抜いた。 FedExのロゴを見るとトム・ハンクスの映画“CAST AWAY”を思い出す。

TX Highway - Crop Storage 2 TX Highway - Refinery TX Highway - Crop Storage

テキサス州に入ってからアスファルトの道路がコンクリートに変わり道路の両側に畑が広がる。 穀物の貯蔵庫の塔が目立つようになってきた。 

Amarillo, TX - City Sign

午後12時22分、最初のチェック・ポイントの町、アマリロに到着。
折角テキサス州に来たので昼食には是非ステーキをと高速道路を降り道の反対側に見えたステーキ・ハウスを目指した。 

Country Barn - Bldg Sign
Country Barn - Cowboy
Country Barn - Truck


高速道路に平行した一帯はレストラン、ビジネス街となっており、“Kabuki”という名の日本食レストランもあった。 この”Kabuki”という名前のレストランは米国には多く、ラスベガスにも数軒ある。

ステーキ・ハウスの大きなビルボード(看板)には「アメリカで最も柔らかい牛肉」と宣伝があり巨大なカーボーイの人形がこちらを見つめていた。 宣伝用トラックの塗装もアメリカっぽい。

Country Barn - Dining Area Country Barn - Bar Country Barn - Restroom


店内はシックな造りで落ち着けたが、トイレへの通路には細長い鏡が壁一面に貼られ異様な雰囲気だった。 バーのカウンターには縦に切断したピンクのキャデラックが飾られていた。

Serloin with potato, cheese macaroni
Rib Eye with Okura, Fries


注文したサーロイン・ステーキ、マカロニ・チーズとマッシュド・ポテト添え、リブアイ・ステーキとオクラの空揚げ、フレンチフライ。 

Country Barn - Steak Combo
Bread

忘れられ食事が終わりそうな時に運ばれてきたパン。 溶かしバターが塗ってあるホームメードのパン。 皿は二種類のステーキと添え物を取り分けたもの。 宣伝に違わず柔らかくジューシーな二種類の牛肉にはかなり感激した。Photo by Mr. Oyde Sept.1.2009

2009 Summer Trip to MI
ラスベガスから引かれた黒い線が今回の道程だ。 全米50州の中の8州をルート66と並んで駆け抜けた。 赤い線は時刻変更線。 一部の州では同じ州内でも時差がある。

ネバダ州からアリゾナ州、ニューメキシコ州、テキサス州まで進行。 夕方までにオクラホマ州東方の町、タルサに達する予定。 時間もPST(太平洋標準時)から2時間進んだゾーンに入った。 素敵なステーキの昼食の後、給油。旅を続けた。
ATD Amarillo, TX 1315 (テキサス州アマリロ、出発時刻午後1時15分)

Amarillo TX to OKC I-40 Sign
引き続きインターステート40号線を東にオクラホマ・シティを目指す。アマリロとはスペイン語でアマージョ、「黄色」と言う意味だ。 関東平野のように黄土が多いからとする説もある。

Huge Cross
Huge Cross 2


午後1時53分。州境から111マイル入ったところで大きな十字架が見えて来た。  西半球で最大と言われる十字架らしい。 6~7階建てのビル程の高さがあった。

TX Highway - REST AREA
TX Highway - REST AREA Bldg


さらに15分程走ると“REST AREA”が現れたので停車することにした。 休憩所にしては珍しい豪華な看板にはテキサスの星があしらわれている。 テキサス州には高速道路を走っていると“REST AREA”とは別に“PICNIC AREA”と呼ばれる場所がありBBQのグリル、ベンチ、テーブルが設置してある。 良く整備された道路も走り易い。 流石にブッシュランドだ。 

Route 66 sign Route 66 History REST AREA Restroom Wall


まだ新しい館内はピカピカ、清潔なフロアにはルート66の説明碑がありトイレのカラフルなタイルには”GET YOUR KICKS!”とAmarilloの町名が書かれていた。

 7 mile to Erick

午後3時少し前、テキサス州を抜けオクラホマ州のステートライン(州境)を通過した。標識には次のオクラホマ州の町Erickまで7マイル、Sayreまで22マイルと表示されていた。

OK Visitor Ctr Bldg
OK Visitor Ctr Vending


まだテキサスの休憩地で休んだばかりで疲れはなかったが、オクラホマ州の最初のREST AREAなので車を停めてみることにした。 オクラホマ州の旗とアメリカ国旗が風にはためいていた。 VENDINGとサインのある小屋に自動販売機が設置してあったので冷たいコーラを買った。(1ドル50セント)

OK Visitor Ctr - Interior L OK Visitor Ctr - Interior C OK Visitor Ctr - Interior R

館内は小ぢんまりとしていたが綺麗だった。 カウンターに居た女性に無料の地図を貰えるか頼むと快く出してくれた。


OK Highway - FedEx Truck 15732 9-1-09 1529 2web.jpg
OK Highway


休憩所から次のチェック・ポイントのオクラホマ・シティまでは2時間の予定だ。 ログにETA OKC 1700と記入した。 
しばらく走ると追い抜いたはずのFedExのトラックにまた遭遇。 運転席を見上げるとコミック雑誌のコブラのような髪型にヘッドセットを付けた同じドライバーと目が合った。 どうやら休憩所で追い越されていたようだ。 こうして長い距離を抜きつ抜かれつしながら走っていると不思議な親近感が沸いてくる。

 Irrigation OK Highway - Work Ahead Work Ahead 2


灌漑用の貯水池が見えた。 Sayreの町を過ぎた辺りから道路工事が増え一車線になり渋滞に何度か遭遇するようになった。 オクラホマ州は赤土が多く、至る所で真っ赤な土が顔をだしている。 Photo by Mr. Oyde

Junction I-44 Sign
オクラホマ・シティをほぼ予定通りの午後4時56分通過。 ここからはインターステート44号線に乗り今日の最終目的地タルサへと向かった。 
ETA Tulsa, OK 1830 via I-44(オクラホマ州タルサ、I-44経由、到着予定時刻午後6時30分)

Hotel Bldg Sign
Hotel Bldg

オクラホマ州での宿泊先Baymont Inn & Suiteの全景。Photo by Mr. Oyde

今回の旅で初めてのTOLL ROAD(有料道路)の走行を含み1.5時間弱のドライブ後、ほぼ予定通りの現地時間午後6時25分、タルサに到着した。

Front
Cafeteria

小さなフロント・デスクとコンチネンタルの朝食が出されるカフェテリア

アメリカ大陸横断の旅の2日目の宿はちょっとしたビジネス・ホテルだ。 値段は初日のトラベルロッジよりちょっと高めだったが、それでも日本円で5300円の良心的な宿泊料であった。 フロントでちょっと上品な感じの受付女性にAAAの会員割引があるかと聞いたところ、既にそれ以上の割引になっていると言われてしまった。 インターネットで部屋を予約するとかなりホテル代は安くなる。

Beds
Desk


ベイモント・イン&スィートの2階客室内の様子。 モーテルからインに昇格してさらに綺麗で快適な部屋になった。 大きなデスクも備えてあるのでビジネスマンには有難い。
問題はWiFiのLANが繋がらない事で、どうやらサーバーが上手く動いていないようだった。 フロントに居た女性と話しても全く埒があかずインターネットは断念せざるを得なかった。 
そばにスーパーもなく昼に豪華なステーキ定食を食べたので2日目の夕食も残り物のトルテア・チップとチーズ・ディップ、ホワイト・ツナとクラッカー、フルーツ、缶ビール。 

ツナ、魚と言えば:

■ 魚屋
天然OLのN子が近所の魚屋の前を歩いていると:
店員:「そこの若い奥さん! 魚、買ってかない? 獲~れたてのピチピチだよ!」 
N子:「ピチピチって、もう死んでるんでしょ? 大体、あたしは奥さんじゃないし、要らないわ。」
店員:「じゃあ、ピチピチのお嬢さん! 魚、死んだばかりで新しいよ! 買っていこ!」
(素直なN子はサンマを買って帰った。)


DAY 3(三日目): オクラホマ州タルサからインディアナ州ブルーミントンまで、予定走行タイム8.5時間、予定走行距離900Km  ~ に続く。 



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