★JELLY BEANS★アメリカ生活日記★

病院に行ける幸せ






最近どうも調子が悪いので明日こそは

病院に行こうと思っています。

病院にいつでも行けるからと日常の忙しさを理由に

ついつい行くのを後回しにしてしまう私。

病院にいつでも行けるのって本当に幸せだと思う...

って書くとなんだか変なのですが

実はそう思う理由が有ります。




あれは確か息子が1歳半ぐらいだった時で

アメリカのある州に引越ししたばかりの時に

息子が病気になりました。

高熱が続き嘔吐と下痢もひどく私はすごく心配でした。

引越ししたばかりで右も左も分からない状態でしたが

そんな息子の事が心配で電話帳を片手に

手当たり次第の病院に電話をしました。

しかし、どこの病院も受け付けてくれませんでした。




どうしてだと思います?




それは...




私達に保険がなかったから...





日本では仮に保険がなくても自己負担するのであれば

病院に行くことが出来ると思います。

それに国民保険制度が充実してるので

よっぽどの事が無ければ誰でも国民保険に加入出来るし

病院に行くことが出来ると思います。

しかし、アメリカの場合は違ってました。

保険を持っていない人は仮に自己負担すると言っても

病院側が診察を拒否するのです。

泣きながら何度もお願いしたのですが

結局、息子を病院に連れて行けませんでした。

今でもあの時の悔しさと悲しさは忘れる事が出来ません。





その後、低所得者が加入出来る政府の保険を申請して

なんとか息子だけは保険に入る事が出来たのですが

指定された病院にしか行けず息子のアレルギーが

悪化して別の病院に連れて行きたくても行けないという

辛い経験もしました。






だからつくづく思うのです。

病院に行ける事ってありがたい事なんだなぁって...。

なんだか湿っぽい日記になってしまってすみません。

どうぞご心配なさらないで下さいね。

調子が悪いのは飲み続けている薬がきれてしまって

ここ何日か飲んでいないからだと思います。

明日こそは必ず病院に行ってきます♪




【追記】

その当時、旦那は失業中でした。

親子3人路頭に迷っていました。

しばらくしてやっと仕事は見つかったものの

保険が付いている会社では有りませんでした。

日記を書いていてあの当時の事を思い出して

つくづく今まで頑張って来て良かったなぁって思いました。

あの時の苦労があるからこそ今の生活が

あるのだと思います。(今も貧乏ですが...。)

今はお蔭様で国保にしっかりと入っています。(笑)


【2004年9月26日】











© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: