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2016年07月18日
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カテゴリ: ネイチャー
全米一の「ネズミ都市」シカゴ、駆除に野良猫が大活躍
CNN.co.jp 7月18日(月)

CNN) ここ数年でネズミが急増して住民を悩ませている米シカゴで、行き場のない野良猫にネズミ対策を担ってもらうプロジェクトが奏功し、申し込みや問い合わせが相次いでいる。

シカゴのビール醸造所エンピリカル・ブリューイングに勤務するネビン・マカウンさん。毎晩電源を落として帰宅の準備をし、倉庫の天井を見上げると、招かれざる客と目が合ったという。「体長30センチもあるネズミがこっちを見て、『まだ帰らないのか? お腹が減ってるんだよ』とでも言いたげな顔でにらんでいた」と身震いする。

ネズミに悩まされていたのは同醸造所にとどまらない。害獣駆除大手のオーキンは、2年連続でシカゴを全米一の「ネズミ都市」と位置付けた。ネズミ関連の苦情は今年に入り、前年より67%増えている。

ネズミはペストなどの感染症のほか、抗生剤に対して耐性をもつ大腸菌などを媒介する。噛まれれば深刻な健康被害をもたらしかねず、近寄らなくても糞尿を通じて細菌がまき散らされる。大量の抜け毛は通気口などを通じて運ばれる。

カナダ・バンクーバーのネズミを調べた調査では、ヒトのメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染が多い地区ではネズミからも同じ型のMRSAが見つかった。

気候変動や都市化に伴う古い建物の取り壊しの影響で、ネズミ問題は今後も一層の深刻化が予想される。苦情はシカゴだけでなく全米で増え、自治体がさまざまな対策を打ち出している。

シカゴのレイクビュー地区に住むビクトリア・トーマスさんは、近所に犬を飼う住民やレストランが多く、自宅の裏庭で400匹のネズミが見つかったこともあると打ち明けた。毎日のように市当局に電話したり、ネズミ捕りや毒入りの餌などあらゆる手段を試したものの効果がなく、最後に行き着いたのが、動物愛護団体のツリーハウス・ヒュメーン・ソサエティーだった。



同市ではかつて、保護されても里親が見つからない猫は殺処分されていた。しかし2007年の条例改正がきっかけとなり、保護団体などが捕獲した野良猫を避妊・去勢して、元の場所に戻すことができるようになった。

ツリーハウスでは現在、650カ所で3600匹の猫を管理する。それでも中には元の場所に戻せない猫もいる。そこでそうした猫たちにネズミ退治を担ってもらおうと、5年前に「キャッツ・アット・ワーク」のプロジェクトが始動した。

プロジェクト責任者のポール・ニッカーソンさんは、初期に同制度を利用した1人。自宅の近所で工場が取り壊されたことから庭に何百匹ものネズミが出没するようになり、ツリーハウスに相談して猫たちに来てもらうことにした。おかげで今では庭でネズミを見かけることはなくなったという。

ツリーハウスは単純に猫を連れて来るだけでなく、その場所に慣れてもらうために犬小屋を改造して「猫アパート」をつくり、トイレや爪とぎ、玩具、雨除けなども用意する。

猫たちが新しい環境に慣れるまでには4週間ほどかかる。管理人は1日2回餌を与え、必要があれば獣医師の治療を受けさせる取り決めになっている。

猫はネズミを捕るだけでなく、あちこちに体をこすりつけてマーキングすることから、その臭いだけでネズミはいなくなる

プロジェクト管理者のリズ・ハウツさんは「 ネズミ対策に関する限り、ほぼ100%効果がある 」と胸を張る。「 唯一の長期的、恒久的な解決策 」とも。
レイクビュー地区のトーマスさんは3匹の猫を導入した。約600ドル(約6万3000円)のコストをかける価値は十分にあり、「ネズミの穴はたちまち空になった」と話す。猫が来てから庭でネズミは1匹も見かけず、近所の人からも、ネズミが姿を消したと感謝されるという。

エンピリカル・ブリューイングでも、マカウンさんをにらみつけていたネズミは構内から姿を消した。1年半前にやってきた4匹の猫はインターネットで名前を公募。 映画「ゴーストバスターズ」の登場人物にちなんでイゴン、ベンクマン、レイモンド、それにゴーザと命名

猫が来る前はネズミに袋を食い破られて年間約90キロ相当のモルトを廃棄していたが、今では廃棄せずに済むようになった。

醸造所内には棚や窓や扉が着いた猫タワー「ダークタワー」も完成。猫を目当てに醸造所の見学に来る人も増えている。

中には野鳥の生息環境が脅かされるなどの苦情もあるものの、猫を導入したいという申し込みが多く今では30日待ちの状態。全米からも問い合わせが相次いでいる。

何よりも、 猫たちの行き場ができ、殺処分されずに済むようになったことが最大の成果 だと担当者は話している。




女性自身より

「13年前から捨て猫や野良猫を保護しては、去勢避妊手術などをおこない、130匹以上に里親を見つけてきました。ただ自腹ゆえに昨年8月、借金が360万円ほどに膨れ上がり、旅館廃業も決意したんです」 

ここで今回の主人公、メスのミルクちゃん8歳がひと肌脱いだ。8年前に保護され、人間でいえば48歳。そんな”中年猫”が、突然、宿泊客にマッサージをするようになり、これがクチコミやネットで拡散。 

ついには、今年2月22日(猫の日)に楽天トラベルが発表した「2016年版 全国の宿 自慢の看板猫ランキング」で1位を獲得。


「マッサージは、両前足を交互に動かして10分以上揉み続けます。今ではミルクに会いたいと、全国から大勢のお客さんが来てくれるようになりました。おかげで、保護している40匹の猫の餌代を賄えるようになり、旅館業も続けようと思い直しました」








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最終更新日  2016年07月18日 23時31分38秒
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