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2006.03.26
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カテゴリ: DVD

製作国     アメリカ
公開情報    ムービーアイ=松竹
初公開年月   2005/05/28
ジャンル    ドラマ/スポーツ

監督      クリント・イーストウッド

原作      F・X・トゥール
脚本      ポール・ハギス
音楽      クリント・イーストウッド

        モーガン・フリーマン 、アンソニー・マッキー 、
         ジェイ・バルチェル

解説

「許されざる者」「ミスティック・リバー」のクリント・イーストウッドが
監督・主演を務めた衝撃のヒューマン・ドラマ。
厳しいボクシングの世界を題材に、そこに生きる名もなき男女の悲愴な人生模様を綴る。
共演は、ともに本作でオスカーを獲得した「ボーイズ・ドント・クライ」の
ヒラリー・スワンクと「ショーシャンクの空に」のモーガン・フリーマン。

ロサンジェルスのダウンタウンにある小さなボクシング・ジムを営む
老トレーナー、フランキー。
その指導力に疑いのない彼だったが、選手を大切に育てるあまり、
成功を急ぐ優秀なボクサーは彼のもとを去ってしまう。そんなある日、

志願する。13歳の時からウェイトレスで生計を立てるなど不遇の人生を
送ってきた彼女は、唯一誇れるボクシングの才能に最後の望みを託した
のだった。
ところが、そんなマギーの必死な思いにも、頑固なフランキーは、
“女性ボクサーは取らない”のひと言ですげなく追い返してしまう。

フランキーの唯一の親友スクラップはそんなマギーの素質と根性を見抜き、目をかける。
やがてマギーの執念が勝ち、フランキーはついにトレーナーを引き受けるのだが…。

感想

「クラッシュ」を見て、脚本が素晴らしいと感じたので、
去年アカデミー賞4部門をとった、ポールハギスが脚本の
「ミリオンダラーベイビー」を鑑賞しました

スポーツが好きな私ですが、ボクシングは、見ていて痛痛しい
感じがして、苦手なのとかなり重い作品という事で、公開時
迷った末に見なかった作品でした。

「クラッシュ」では、キャストが多かったのですが、
これはクリント、ヒラリー、モーガンの3人でストーリーがほとんど
進められていきます。もちろん、脇役で印象に残る人たちも出ては
きますが・・・

見ていて、時間を長く感じなかったので、やはり脚本がいいのかな
とも思いました。
ヒラリーはすごい女優さんですね。本作品で主演女優賞をとったのですが、当然だと思いました。
本当のボクサーに見えてきましたし、時折見せるかわいい表情が
また良かったです

モーガンは、もうさすがです!この人が出てくるだけで、
画面が温かくなる感じがします。
ハートだけのボクサーの相手をしてあげる、彼を庇う彼の優しい目、
笑顔ががいいですね

そして、モーガンと対照的に描かれてるのが、言葉の少ない、
付き合い下手のクリント演じるフランキーで、この二人は、
ともにある意味人生の敗北者であり、またボクシングの魅力から
逃れられない人生であり、でも性格は真逆で、この対比も物語りに
深みを与えていたと思います。

ラストのほうのタイトルマッチは、迫力あるシーンで、
まるで本当のボクシングを観戦しているようでドキドキハラハラしました。



ここが、この作品の好き嫌いが別れるところかもしれませんね。
賛否両論がある映画だというのもわかりました。


私は「ミスティックリバー」は好きな作品なのですが、
ラストについてはどうしようもなく切なく、悲しく、やるせなさ、
憤りさえも感じ、なぜ?という気持ちになりました。
私個人としては、「ミスティックリバー」よりは、救いがあるような
ラストだと思いました。

大きな感動はなかったのですが、じわじわくる作品ですね。。
ミスティック~もそうでしたが、あなたならどうしますか?と
問われているような気がしました。


気持ちがしんどい時、つらい時は、見ないほうがいい作品かも
しれませんね。。。





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最終更新日  2006.03.26 23:08:51
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