ジョナサンズ・ウェイク

ジョナサンズ・ウェイク

波のうえの魔術師(石田衣良)


昨年末には『火車(宮部みゆき)』というクレジット社会をテーマにした作品を読んだだけに、「金」というものに対して色々と考えさせられた。

電話一本で転がり込む莫大なお金も、毎日汗水流して稼いだなけなしのお金も「等価」なのである。当たり前のことだが、たとえばパチンコなどで大金が入ったときには、金銭感覚がおかしくなることがある。一瞬で手に入った金額が一ヶ月働いた給料の額と同じであったならなおさらだ。

二冊の本を読んで得た結論。「目の前にあるお金を大切にしよう」の一言。小説と現実は違う(・・・とも言い切れないのが恐い)。
(2005/01/03 読了)

波のうえの魔術師 ( 著者: 石田衣良 | 出版社: 文藝春秋 )

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: