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2005年07月11日

「定年ゴジラ」重松清著。

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(91913)

カテゴリ：読書

今日は、娘が新しい友達を連れて来ました。

5歳の妹とセットで、来ちゃった・・・・・
かなり引いちゃいました。
だってお母さん自体全然知らない人で、電話も初めて話した位なんですが～（汗）
ビックリする私って、おかしいでしょうか？
可愛い姉妹で全然困らなかったし、娘も喜んで遊んでましたので
全然問題はなかったけど・・・・衝撃的でした（苦笑）

今日は「定年ゴジラ」を読み終えました。

途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。
「ジャージーは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」と先輩の町内会長、
単身赴任で浦島太郎状態のノムさん、
新天地に旅立つフーさん。
自分の居場所を捜す四人組の日々の哀歓を温かく描く連作。（amazonより）

人ごとじゃない老後の姿を痛烈に見せてくれます。
山崎さんも、次女の恋愛沙汰に悩んだり、苦しんだりしてますし
それと連動した形で、ニュータウンでくすぶっているリタイアメンバーとの交流もあって
かなり出来のいい小説です。

一生懸命家庭の為に働いて、建てたニュータウン族。
それも30年経てば、悲しい老人世帯

そしてこの小説は、決して夢を持たせてくれる訳ではなく
どこまでも現実。
そういうところも、共感出来るし、私の父もリタイア組なので
たぶらせちゃって、父も大変だったのかな～？なんて考えちゃいました。
是非とお勧めしたい秀作でした。

バックヤードに保管されていたようで
いい本なのに・・・勿体ないと思いました。
良く読まれない本は、いつの間にかお蔵入りなのかな？
悲しいです。

ではまた。

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