お久しぶりです。
遅ればせながら、先生にお礼申し上げたく、また自分の現状をお伝えしたいと思い、筆を執っています。
早稲田大学に入学してから、早一年が経とうとしています。
大学受験を終えて痛感したのは、石崎先生のもとで学んだ勉強の仕方は、決して高校受験にとどまるものではなかったということです。
大学受験では、高校二年生の末から通い始めた東進ハイスクールや高校の授業(国高の先生方は本当に熱心に教えてくれました)、その他参考書を使い、色々な方向から対策を立てていましたが、受験勉強において最も鍵となったことは、石崎先生に教わったことでした。
【音読、反復法、白紙再現法。】キャラベルで得たこの三つが、私を合格させてくれました。
触れた英文はすべて高速で読めるまで音読し、単語帳や問題集はボロボロになるまでやりこみ(英単語は1日で 1 周以上することを決めていたし、過去問は結果的に90回×3教科やりました)、暗記科目は何も見ずに思い出せるような理解をする。キャラベルで学んだことが、ほかの何よりも、私を伸ばしてくれたのです。高校受験では石崎先生が言う通りにすれば合格できる、と信じるものがありましたが、大学受験では、そのような存在はありません。しかし、これらの方法は、必ず自分の力を伸ばしてくれるという確信があったから、私の強い支えとなりました。そして、この三つの方法を駆使しながら、自分なりに編み出した様々な勉強方法は、さらに自信を与えてくれました。
そしてもう一つ、受験期で一番自分に言い聞かせた言葉は、塾生時代に聞いた石崎先生のひとことです。
「やってする後悔と、やらないでする後悔なら、やってする後悔の方がいい。」
第一志望をあきらめそうになった時。投げ出したくなった時。後悔しない選択をすること、いつもこれが自分の基準であったし、私を導いてくれました。そして、この言葉を頼りにした機会は、勉強ではないところでも沢山ありました。
例えば、高校三年生の国高祭。
文化祭に惹かれて国高に入った私ですが、高校三年生で受験と国高祭という大切なもの二つに挟まれて、葛藤していました。周りが次々と受験モードに入っている中で、自分も受験勉強に振り切ってしまうべきなのではないかと何度も思いました。でも、先生の言葉を思い出したとき、私にはそれが出来なかった。国高祭を捨ててしまったら、入試の結果がどうであろうと後悔するとわかっていたから。そうして私は、国高祭にも勉強にも、全力で向かうことを決めました。国高祭の特長である外装の中心メンバーに立候補し、デザインも担当しました。受験勉強との両立は想像を絶するきつさでしたが、その分完成した時の達成感は大きなものでした。涙が止まらなかったのを覚えています。受験生の夏を文化祭に捧げるという決断は最善だったか否かはわかりませんが、汗と涙にまみれたあの夏は私を強くしてくれた、最高の青春だったと思います。
大学に入ってからも、先生の言葉が、優柔不断な私の背中を押してくれています。私は大学で総勢 100
人余りの熱血系(?)よさこいサークルに所属しているのですが(高知、北海道、大阪、新潟等と各地に遠征して踊っています)、そのチームで現在、新歓期間のリーダーをやっています。これも、やらなかったら後悔すると直感し、応募しました。テーマを決めたり、練習内容を考えたりと、楽なものではないですが、充実しています。
キャラベルに通っていたのはもう5年近く前のことになりますが、石崎先生から学んだことは、いまでも自分の軸となっています。そして多分、これからも。長いようで本当に短かった塾生期間は、私にとってかけがえのないものでした。改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。
(以上引用おわり)
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