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2008年07月12日
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カテゴリ: 本に親しむ
 以下、はじめに 「偶然とは何か」 から引用抜粋

 ”西洋では、古代ギリシア・ローマの因果論的説明に加えて、
十六世紀あたりから「偶然」を予想したいという風潮が
起こり、十七世紀以降の確率論の展開へと結びついて
いきました。東洋でも、釈迦の入滅を機に、物事がいかにして
起こり、いかにして他の物事の原因となっていったのかを
主題とする考え方が生まれ、それが後になって淘汰され、
さらに大きな因果性の枠組みで捉えられないかという
発想も生まれてきました。いつかすべては明らかに

わからないままなのでしょうか。

 いずれにしても、謎はふくらむばかりで、いまのところ、
決して解明されようとしているわけではありません。すべては
偶然かと聞かれれば、イエスと答えることもできるでしょう。
でも、すべては必然かと聞かれれば、ノーと断言できない
ところもあるのです。すべてはなるようにしかならないと
いうのは、なかなか説得力のある言葉ですが、果たして実際
そうなのでしょうか。たしかに、わたしたちは自分以外の
何かに身をゆだねるというやり方で何千年ものあいだ難問を
解決してきたわけで、「なるようにしかならない」というのは
「どうにもならない」という意味ではなかったのです。それは、

意味だったのです。

 また、「自分の力」に頼らず、「何かに身をゆだねる」という
場合にしても、単なる「神頼み」というわけではありません。
いくら自分の力で臨んでも、どうにもならないときがあります。
そんな困難なときに、自分に力を与えてくれるものであれば


 いや、自分の力だけでうまくいくことなど、この世にそう
たくさんはありません。そんなときにこそ、偶然か必然かと
いう根源的な問いかけが生まれるのです。”


 偶然ということをどのように捉えるのか?今の科学で
紐解けないことがたくさんあり、本書の内容の紹介も難しいが、
南方熊楠に関する記述は面白かったので、彼が書いた「南方曼荼羅」、
「縁」と「起」の図のみを貼り付けてみた。

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最終更新日  2008年07月13日 08時19分24秒
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