「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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こんにちわ♪
錬金術師
まだ科学が、魔術や奇術と大して変わりがなかった頃。
中世で、科学は錬金術と呼ばれていた。
ここは大英帝国、魔女狩りなんかが大流行だった頃、一方で錬金術師たちが跳梁跋扈した国でもある。
今回は大量の写真をご覧ください。
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世界初の温度計。発明者は英国人ではなくて実はドイツ人の物理学者、ガブリエル・ファーレンハイトだそうです。ファーレンハイトの名に中国で華倫海の字を当てたことからF=華氏になったそうな♪
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これは英国の時計じゃなくて、昔の日本の時計。誰が発明したかまでは書いてなかったけど、日本人は昔から時間にうるさかったんですなぁ(笑)
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これは日本の携帯型時計。もちろん昔のもの(たぶん江戸時代ごろ)。けっこうかわいい♪
でもこんな昔から日本人は時計を気にして持ち歩いていたのだ(笑)
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これは中国の昔の時計。数字の代わりに干支が書かれています♪
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錬金術(Alchemy)とは、最も狭義には、化学的手段を用いて卑金属から貴金属(特に金)を精錬しようとする試みのこと。広義では、金属に限らず様々な物質や、人間の肉体や魂をも対象として、それらをより完全な存在に錬成する試みを指す。
錬金術の発達の過程で、現在の化学薬品の発見が多くなされ、その成果は現在の化学 (Chemistry)にも引き継がれているそうな。
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なにやら妖しい道具たち。こんなのがまだ科学が科学と呼ばれていなかった頃の道具の源なのだ。一般によく知られた錬金術とは、物質をより完全な存在に変える賢者の石を創る技術のことだという。この賢者の石を用いれば、卑金属を金などの貴金属に変える事ができるという。
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『賢者の石』って言うのはドラクエなんかでも登場する、まぁ名前だけは有名なもの。
なんなのか、よく知りません(笑)う~んそれにしても、素敵過ぎる妖しさだ♪ ちなみに
『鋼の錬金術師』とは何の関係もありません
(笑)
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錬金術と言うのは、水銀から金を作り出しちゃったり、不老長寿の妙薬を調合しようと言う人間の永遠の欲望が生んだ結晶なのです。そんなところから今の科学は生まれたのです。
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自転車の発明も、まぁ思いっきりまとめちゃうとこうした錬金術師たちの子孫が作ったもの。でもさぁ、後ろのほうの自転車ってどうやって乗ってたんだろうね(笑)
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本当にあやしすぎだ。しかしながら錬金術師たちはただ妖しかっただけではないのだ。『蒸留技術の発明』、『磁器の製造』、そのほかにも数を挙げたらきりがない。現在の化学、物理学、生物学、医学の原点が実は錬金術にあるのだ。
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骸骨の形をしたパイプ♪ 名づけて『死神パイプ♪』、タバコが毒だと言う事を中世の人たちはもう察していたんでしょうか? う~ん、
じじい
に買ってやりたい(笑)
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中世、英国の土方のおやじどもはやけにおしゃれだったようです。クラシックな手押し車とシャベル♪ こんなんで労働できたんだろうか?
ここ大英帝国は。
映画で超有名なハリー・ポッターの生まれ故郷。
映画なんかだと、魔法使いは、ファンタジーの夢ある世界だけれども。
決してホウキに乗って空を飛ぶわけでも、『奥様は魔女』なわけでも、『テクマクマヤコン』と言って変身するわけでもなく、ましてや宅配便を家業にしていたわけでもなかったのだ。
どちらかと言うと、以前紹介した
『魔女の草』
なんかでトリップして、違う意味の『別世界』へ逝かせてくれる、ちょっと現代ではやばい存在、てか魔女はいつでもやばいかも。
実はなんと英国には1951年まで、1558年に制定された『魔女取締法』が存在していたのだ!
そして1936年までは1735年に制定された『魔女法』なんてのも存在した!
ちなみに魔女は死刑に値する罪人であるとしたのが『魔女取締法』であり、魔女の妖術そのものを禁止したのが『魔女法』だそうな。
あの、かつて世界制覇を成し遂げた大英帝国が、よくもまぁこんな非科学的な法律を、しかも戦後まで・・・。
とまぁ呆れる一方であるが。
錬金術師も、魔女と紙一重で妖しい職業であったのもまた事実なのだ。
かの世界的に有名な、大詐欺師、ノストラダムス。
実は、やつもそんな錬金術師のお仲間の一人でもあったのだ。
こちら
を参照
薬学者・医者の顔を持つやつは、かつて南仏で流行ったペスト大発生時には、身の危険を顧みず現場に駆けつけて、ハーブ/薬草を投薬・治療したのだ。
ここがただの詐欺師とは違うところ♪
※:余談ですが、中世欧州では猫を魔女の使いとして火あぶりにしており、これによりネズミが大繁殖。ネズミについたノミを媒介するペストが14世紀に大流行したのは、猫の迫害が一要因であると言われています。中世のヨーロッパはネコにとっても受難の時代だったのだ!
魔女と錬金術師はいったい何が違ったのか?
つまり魔法と、錬金術=科学の差。
それは、世間に認められたか否かなのだ。
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世界初の三輪車オートバイ。錬金術もここまで来れば『科学』として世に認められるのです。
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ところが、科学はまだまだ不安定な学問。時々妖しげな薬も調合してしまいます。これは世界初の鉱物を原料として、作られたケミカルドラッグ。現代ではこれのことを『毒』と言います(笑)
こんな危ないところが、魔女と同一視されたんだろうな・・・。
錬金術はやがて、科学と言う形で進化し、人類に多大な貢献をしたのだ。
しかしながらそれまでの道のりは決して楽ではなかった。
中には魔女と同様、迫害を受けたものもたくさんいたはずなのだ。
魔女が廃れて、錬金術は科学に進化し現在に至る。
そこには、科学者たちの先祖である錬金術師の血と涙と汗の結晶が込められているのだ。
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近年発見された、インドネシアのこびとの頭蓋骨。こうしたものも、科学が発展しなければ、いまだに『ホビット♪』なんて呼ばれちゃっていたのかもしれない。
科学は現代でも進化し続ける。
中には、『神の領域に踏み込んでいるっ!』なんて非難する人も少なくないけれど。
科学者に言わせれば、『神』なんて存在しないもん♪
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世界初の、遺伝子改良羊、Tracy。クローン羊の『ドリー』ではありません。
この羊、なんと羊なのに『人間』の乳を出す事ができたのです!さすがバイオテクノロジー。
ネッシーや、ミステリーサークル、宇宙人や、雪男、そしてお化けなんかの類も。
かつて妖しい者たちが跳梁跋扈していたときなんかには、妖怪なんていわれちゃったりしていた者が今ではすっかりおなじみになっていたりするかのように。
いつか、必ず科学の力で解明される日が来ることを。
きっと、かつての錬金術師たちは夢見ていた事なのでしょう。
ここは大英帝国、昔も今も、妖しいものがたくさんある、そんなお国。
上の写真は、科学博物館に行くと見ることが出来ます♪
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