かめさんの百名山日記

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2017.05.16
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2017年5月1日 屋久島3日目、いよいよ念願だった日本百名山81座目の宮之浦岳アタックの日です。太平洋上から昇るご来光をこの目で見る為には、午前5時30分までに頂上に立つ必要があります。


     <宮之浦岳1953m登頂成功>

逆算すると新高塚小屋を午前3時には出発しないといけません。午前1時30分に起床、テントから空を仰ぐと満天の星空です。パンとコーヒーで朝食を済ませ、余裕をもって午前2時40分、寝静まっているテン場で重装備はデポして出発です。どうやらご来光をめざして登る人はいないようです。

しばらく階段と緩い稜線のミックスした登山道を登ってゆきます。標高1600mを超えて第一、標高1641mに第二展望台がありますが、真っ暗で展望台の場所すらはっきりわかりません。ところどころにロープ場も出てきます。


<新高塚小屋出発2:40am>   <第一展望台2:55am>


  <第二展望台3:20am>          <ロープ場>




 <夜ひときわ綺麗>       <平石岩屋>


  <平石岩屋(下山時撮影)>       <平石4:25am>

平石を超えて焼野三又路に午前4時42分に到着。ここから頂上までは30分。ようやく辺りがしらじゃけて来て、宮之浦岳のシルエットも確認できるようになりました。


   <焼野三又路>    <明けの明星と南の空がうっすらオレンジに>  

最後の岩場の急登とハイマツ帯を掻き分けて、念願の頂上に午前5時 4分に登頂成功です。風は強いものの快晴、刻々と太平洋上の地平線が刻々とオレンジ色に染まって来る様子は、まさに息を飲む美しさです。




周囲の山々は、海上のアルプスと名付けられらたのも頷ける荒々しい稜線が圧巻です。












ずっとここに留まりたい気分になりますが、長い下山が待っていますから長居はできません。脳裏にこの素晴らしい360度の絶景を焼き付け下山開始です。焼野三又路でテンパクされていたIさんに、また出会う事が出来ました。下山したらFBでお友達になりましょうと挨拶してお別れ、下山を急ぎます。












  
標高1600mぐらいまで下山した時、藪からガサゴソと音がしてノソッと出てきたのは、なんと「ヤクシカ」のツガイ。声を出ずにじっとしていると、人なれしているのか近づいてカメラポーズしてくれました。白いお尻もめちゃ可愛い。さらに標高1400mでは、「ヤクサル」の家族に会う事ができました。


   <ヤクシカ1>      <ヤクシカ2>


 <宮之浦岳から2.6km下ったところでヤクサルと遭遇> 

サルたちも、近くによっても警戒感もなく毛つくろいしています。こんな「ヤクシカ」や「ヤクサル」に会えたのはラッキーでした。



午前8時20分、新高塚小屋に到着すると、もうテン場は、私のテントだけ。皆、撤収して誰もいませんでした。小屋の小トイレを借りたところ、便器にトイレットペーパーも一緒に捨ててくださいと張り紙があります。普通の山小屋では、トイレットペーパーを便器に捨てる事は厳禁です。後からわかったのですが、ポリタンクでし尿をすべて人力で麓に担ぎ降ろしているとの事。だからトイレの周辺にポリタンクが転がっているハズです。因みに平成23年度で、この新高塚小屋だけで2320リットル。1リットル1kgとしても2トン超え。このロングの山道を下すご苦労は半端ないなぁと思い、改めて環境保全の大変さ、大切さ感じると共に、携帯トイレの活用を求めている理由が良くわかりました。手早くテントを撤収、また長い登山道を午前9時過ぎに下山開始です。目標の荒川登山口への下山時間は午後3時30分、これで荒川登山口からバスに乗って屋久島自然館からの16時45分か17時10分の2本しかない路線バスに乗車しないと、また6kmをホテルまで歩く事になりますからのんびりしていられないのです。ところが縄文杉を過ぎると、ひっきりなしに登ってくるガイドツアー客とのすれ違いができません。マナー上、登り優先なので、頻繁に待つことに。マナーの良いガイドは、必ず、礼を言って、すれ違って行きますが、中には、下りが待つのが当たり前だろうと言わんばかりに無言で通りすぎてゆくガイドも居て、焦りと疲れからだんだん切れ気味に。最悪は、10人ぐらいのツアー客を引き連れて、私を無視して通り過ぎ立ち止まって、花の説明を始めたガイド。「こんなところで立ち止まらないでください!!」と思わず怒鳴ってしまいました。ツアー客の皆さんが悪いわけじゃないですが、皆さんが口々に「すみません」と。。。なんか素晴らしい屋久島歩きが気分的に台無しになってしまい、怒鳴るんじゃなかったと反省。ウィルソン株を通過する午前11時頃には、登って来るツアー客も無くなり、午前11時40分に、あのトロッコ道である大株歩道入口まで無事に下山。




ここで昼食のカップヌードルをすすり小休止。残す6kmのトロッコ道を歩きます。ともかく、これでもかと続く長いトロッコ道に、「もう飽きたぁ~」と叫ぶも、誰も助けてくれるわけでもなく、トロッコ走らせてくれたら良いのにとか、余分な事ばかり考えます。




午後1時32分 小杉谷集落を通過、あと約50分です。最後の踏ん張りで荒川登山口に午後2時30分に到着。真夏なのような日差しが暑いバス停には長蛇の列。係員が、「この分だとギリギリの次のバスには乗れないかも、その場合は、午後3時30分になります。」と。こんな灼熱地獄に45分も待つのかぁと思った矢先、「臨時便を出してあげます!!」と。結局、午後2時45分のバスに乗車でき、屋久杉自然館に午後3時20分に到着。ラッキーにも15時43分の淀川登山口発の路線バスに乗車できました。またもや淀川登山口から乗車されたIさんにお会いしてビックリ。このバスは、屋久島グリーンホテルのある「中央」まではいかず「合舎前」停留所止まり。約10分ほど歩いて、汗だくで屋久島グリーンホテルに戻って来ました。チェックイン後、ホテルの浴場に直行、2日間の汗を流して疲れを取り極楽気分。湯上り後、夕食とビールをホテルの前のスーパー「たなかや」で購入。浴びるようにビールを飲み干していました。キツかったけど1月に35日雨が降ると言われる屋久島で、最高の天候に恵まれて宮之浦岳に登頂で来た、心地よい余韻に浸りながら就寝しました。(屋久島4日目に続く)





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Last updated  2017.05.17 21:58:43
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