音楽と絵と写真の日々

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セムフレックスの使い方



(1)背面と底に赤窓がありますが、なぜ二つもあるのですか?
   どちらを使えばいいのでしょうか。
(2)シャッターは全速きちんと切れているのですが、シャッター     
   スピード設定レバーがかなり固いです。無理に使わずに点検  
   に出した方がいいでしょうか?
(3)ASA感度が200までですが、露出計はないので、設定は必要
   ないですよね。セム用の露出計があるのでしょうか。
(4)写し終わったあとの巻き取りはどうすればいいのでしょう。

さて、お手持ちの機種は赤窓が二つあると言うことなので、レバー付きhttp://image.space.rakuten.co.jp/lg01/29/0000063629/81/img205ffd2082cc33.jpegの機種だと思います。

フィルムは本体下部のリールに装填して、本体上部に向かって巻き上げます。当然、フィルム面がレンズボックスに向かうように入れます。ここまでは二眼レフを使ったことのあるお友達に聞けば間違えずにできると思います。

さて、ここでカメラの裏ぶたを閉じます。

撮影位置でカメラを持つと、右手にレバーがあるはずです。
このレバーは通常の状態では半回転ずつ前方に回すことができて無制限にフィルム送りができます。この状態で本体下の赤窓にフィルムの「1」が現れるまでフィルムを送ります。

フィルム送りが終わったら本体下の赤窓を閉じてください。

今度は、レバーのすぐ後(体に近い側、レンズから遠い側)にギザギザがついた小さなスライドボタンがありますね。これがフィルムカウンターのリセットボタンです。
その下にフィルムカウンターとおぼしき小さな赤窓があると思いますが、今はまだ何も表示されていません。

ここで、このリセットボタンを前方にスライドさせたままレバーを前方に倒します。これでフィルムカウントが始まります。
これまでは無制限に何回でもレバーを回せましたが、今度は二回目の途中でレバーが止まります。
この時に本体背面の赤窓を開けると「1」が見えるはずです。
カウンター窓を覗いてみるとここにも「1」と表示されているはずです。
これで、1枚目が撮影できます。


1枚目が撮影できました。
フィルムを送りましょう。
・・・送れませんね

ここでもう一度本体のレバーがある側を見てみると、レバーの前方(レンズボード側)にギザギザの付いた金属の突起があります。
これを下に押します。小さく「チン」と鳴ってフィルム送りができます。
今度も2回目の途中でレバーが止まります。
これが12枚目まで続いて、12枚撮り終わった後は再び無制限にレバーが動くようになって巻き上げモードに入ります。

これまでの説明でおわかりになったかと思いますが、フィルム送りの自動調節に不具合がない限りは本体背面の赤窓を開く必要はありません。
逆に、自動調節モードが壊れているか、使わずに手動調節する場合に使うのは背面の赤窓のみで底面の赤窓を空ける必要はありません。
僕が持っている個体は時々気まぐれにコマかぶりを起こすので始末に負えないんですが、まぁ、そういう手間も楽しみのひとつと思えなければ使えるカメラじゃありません。

古いカメラなので、一度信頼できる修理屋さんでメンテしてもらうに越したことはないのですが、僕のは2台ともメンテ後ですが、シャッタースピードのレバーはかなりかたいです。

専用露出計はたぶん無い、あったとしても手に入らない(フードでさえ見つからない←見つかりました)ので、無視してていいです。

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