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2003年10月02日
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 さて長々書いてきましたが、そろそろ別のお話に移りたいので株の話は今回が最終回になります。これまでギャンブル型の短期投資の解説をしてきました。それは私が実際に取り組んだ実績に基いているので書き易かった為ですが、読者の中にはギャンブルという言葉に拒否反応が起きたり、何度挑戦しても勝てないという方もいることでしょう。でも最初に解説した通り株にはもう一つの取り組み方があります。それは「会社所有型」です。

 これは、アメリカで2番目に金持ちだというウォーレンバフェット氏が実践している方法です。長期に渡って成長性が期待される企業が一時的に安くなった時に買い、長く持ちつづけるというものです。毎日の株価に一喜一憂する必要もありませんし、会社が見込み通り成長すれば長期にわたって複利で資産は増えていきます。

 ただこの方法にはちょっと問題もあります。それは我々にはバフェット氏のような企業を見る目がないということです。基本的なPERやPBRなどだけでその株化が本当に割安なのかどうかもわかりませんし、ましては今後10年成長しつづける企業が容易にわかるくらいなら誰も苦労をしません。値動きの追う苦労がない変わりに、投資を行う前にかなりの勉強をすることが必要になります。さらに、ロング(買い持ち)で入るので万一会社がつぶれたりすれば文無しですから、ある程度の分散をすることも必要になります。要するに有望で割安な会社を複数見付けなければならないわけです。良いと思う企業をストーカーして安くなったところで買うというのも一法でしょう。

 ただ、バフェット自身が最近中国のペトロチャイナを買って話題を呼びましたが、株価の長期的な上昇率はその国の長期的な経済成長率と高い相関があります。つまり、現在の日本が長期的に高い成長をしそうでなければ、他の成長国に投資するほうが効率がいいことはわかりきっています。ですから「会社所有型」では海外への投資を考えることも友好な手法の一つになるのです。ただ、市場が整備が十分でない国に投資する際には十分な注意が必要なので、安易に考えすぎてはいけません。為替の心配はその国が成長を続けるなら心配することはありません。たいていは有利な方向に動いていきます。

 最後にあなたの汗と涙で貯めた資産が大きな実りとなることを祈っています。注意を守らずにすってんてんになったって当方はいささかも責任を負いませんので悪しからず。





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最終更新日  2003年10月02日 19時41分32秒
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