スポーツ映画 * ゴルフvs
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『 ボビー・ジョーンズ ~ 球聖と呼ばれた男 』
2004米
監督 ローディ・ヘリントン
出演 ジム・カヴィーゼル マルコム・マクダウェル クレア・フォーラニ
1920年代。アマチュアに徹し、28歳の若さで引退した伝説的ゴルファー、 ボビー・ジョーンズの生涯。
少年時代から抜群のゴルフセンスを発揮したボビーは全米屈指のゴルファーへと成長し、数々の実績を積んでいく。
が、その陰には常に過酷なプレッシャーとの戦いがあり、それが次第に精神を蝕んでゆく。
葛藤の末、グランドスラムを達成した時、ついに引退を決意する。
両親、祖父との愛情と確執、妻の思い、ライバル、 ウォルター・ヘーゲンとの関係、ゴルフ人生を一緒に歩むこととなる記者の支えなどを
絡めて描く。
裕福な家に産まれ、ゴルファーとして天才でありながら、ハーバードを出て弁護士としても成功するといった “ 神に選ばれし者 ” の物語。
20年代の英米の風景とゴルフコースが美しく、ボビーの栄光と苦悩も淡々と描かれており、地味ながら美しい作品です。
私はゴルフ自体を好きではないし、日本のゴルフ場建設の現状を苦々しく思い、TVで試合を観ることもありません。
けれど、ゴルフ映画で観るコースは確かに美しく、試合にも独特の雰囲気があることは認めざるをえません。
それにしても、平凡な者はどんなことをしても非凡を得たいと願い、非凡な者は平凡を願う、という、人間ってなんともかんとも、
無いものねだりの悲しきもので。
ボビーが自分を 「 王座というカゴに囚われた鳥 」 と苦しむのが印象的です。
カヴィーゼルはとてもハンサムで上品だし、
フォラーニは 『 ジョー・ブラックをよろしく 』から好きな女優さんなので、嬉しい映画でした。
『 バガー・ヴァンスの伝説 』
2000米
監督 ロバート・レッドフォード
出演 ウィル・スミス マット・デイモン シャーリーズ・セロン
ジョージア州サヴァンナ。地元出身で天才ゴルファーと期待された青年ジョナは、一次世界大戦の戦場で受けた心の傷からゴルフを捨て、
酒に溺れる日々を送っていた。
ある時、名ゴルファー、ウォルター・ヘー-ゲン、ボビー・ジョーンズとの対決の話が持ち上がる。
渋るジョナの前に、バガー・ヴァンスと名乗る謎の男が現れ、キャディを申し出る。
バガーは日々の練習の中で、ジョナにゴルフノ精神を思い出させる。
地元の期待を一身に受け、試合が始まる。
芝が朝露に濡れる早朝、試合が始まり、夕霧に包まれながら試合が終了するまでのゴルフコースの風景が非常に美しいのです。
風景の美しさと、禅問答のようなバガーの言葉が夢の中のような雰囲気をつくります。
試合を見届けずにひっそりとコースを去るヴァンスの後姿が更に、夢を見たような印象を残します。
この映画を観た時はまだ、ウォルター・ヘーゲンやボビー・ジョーンズを知らなかったので、もう一度観てみたいです。
『 グレーテスト・ゲーム 』
2005米
監督 ビル・バクストン
出演 シャイア・ラブーフ スティーヴン・ディレイン ピーター・ファース
1913年全米オープンゴルフ。労働者階級のアマチュア、 フランシス・ウィメット
が英国チャンピオン、 ハリー・バードン
はじめ、並み居るプロに挑戦する。
ゴルフ史に残る名勝負を描いたスポーツドラマ。
当時ゴルフは上流階級だけが楽しむスポーツ。
労働者階級のフランシス・ウィメットは家の隣のゴルフ・クラブでキャディとして働く。
才能があり、学生アマチュアとしては実績を残すが、上流階級からは歓迎されない。
父親に諭され一度はゴルフを諦めるが、“ 地元 ” という理由から全米オープン出場の誘いが舞い込み、挑戦することを決意する。
一方、全英チャンピオン、ハリー・バードンは世界の主要なタイトルを持つ名実ともに世界トップ・プレイヤー。
彼もまた、労働者階級の出身であり、それ故の苦い経験を持つ。
ハリーは全米オープンのタイトルを得るべく、英国協会からアメリカに送られる。
英米上流階級の面々、フランシス、ハリー、様々な思惑の中、ゴルフ史上に残るグレイテスト・ゲームが始まる。
これも観後、爽快感の残るサクセス・ストーリですが、ベースにあるのはやっぱり差別です。
階級差別。
特に英国ジャージー島、トラウマとなるハリーの幼少時の体験シーン ( シルクハットにマント姿の威圧的なgentlemen ) と、映画の中で何度も出てくる
ゴルフは “ 紳士 gentlemen ” のスポーツだから、という台詞が印象的です。
そのような環境の中で出会う、何人かの “ 善き人 ” が救いです。
現実もこうであったのならいいな、と思います。
しかしそれもそう難しく描いているわけではなく、ストーリーの中心はゲーム。
プロのキャディはより多く賃金を払うプレイヤーに取られ、フランシスのキャディは友達の友達、小太りの小学生。
これが生意気で有能で、なかなか楽しいです。
ラスト、二人は生涯の友人となった、とテロップが流れ、何となく頬が緩んで映画を観終りました。

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