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トーク・トゥ・ハー


 (原題:talk to her)
トーク・トゥ・ハー

◎深い眠りの底でも、女は女であり続ける。◎

■ゴールデン・グローブ賞最優秀外国語映画賞受賞
■全米ナショナル・ボード・オブ・レビュー最優秀外国語映画賞受賞
■ヨーロッパ映画賞5部門受賞
■2003年アカデミー賞監督賞・脚本賞ノミネート


ジャンル:ドラマ

監督・脚本:ペドロ・アルモドバル

出演:レオノール・ワトリング/ハビエル・カマラ/ダリオ・グランディネッティ /ロサリオ・フローレス/フェラルディン・チャップリン /パス・ベガ/ピナ・バウシュ.カエターノ・ヴェローゾ

製作:エステル・ガルシア
撮影:ハビエル・アギーレサロベ
音楽:アルベルト・イグレシアス
配給:ギャガ・コミュニケーションズ Gシネマグループ

2002年/スペイン/113分/ビスタサイズ/SRD


ストーリー

病室の清潔な白いベッドの上で、アリシア(レオノール・ワトリング)は昏睡状態となり深い眠りの中にいた。だが、彼女はひとりではない。看護士のベニグノ(ハビエル・カラマ)が、4年間、眠り続ける彼女の髪や爪の手入れをし、体を拭き、クリームを塗り、服を替える。彼女に日々の出来事や感動的な舞台や映画について語りかけるベニグノは、他人からは解らなくとも、2人の間に確かなコミュニケーションの存在を感じている。ベニグノがアリシアを初めて見たのは、母親と暮らすアパートの窓からだった。15年間家に閉じこもり、母親の介護だけをしてきた彼は、バレエ・スタジオで踊る彼女の若々しい美しさから目が離せなくなった。母を亡くした後、決心しアリシアに近づこうとするが、ある日彼女は交通事故にあい昏睡状態となってしまう。母親の介護経験を生かし、自ら志願し、依頼、献身的な看護士として“人生でもっとも充実した4年間”を過ごしてきた。一方、女闘牛士であるリディア(ロサリオ・フローレス)もまた、競技中の事故によって昏睡状態で入院していた。彼女の恋人であるアルゼンチン人のマルコ(ダリオ・グランディネッティ)は、突然の事故に困惑し、彼女の傍らで泣き、ふさぎこんでいた。互いの境遇を語り合ったベニグノとマルコの間には、いつしか厚い友情が生まれていった。晴れた日には男たちが一緒にそれぞれの大切な女性をテラスに連れ出して、並んで日光浴をする微笑ましい風景が見られるようになる。「話しかけてみて。女性の脳は神秘的だから。」ベニグノに促されるがマルコは、眠り続ける彼女に話しかけるどころか、触れることさえできなかった。しかし、ベニグノの妄信的とも言える揺るぎない愛は、誰も予想だにしなかった悲劇と奇跡を招き、それぞれの運命を大きく変えてゆく…。

[資料参照]

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