雪組『ジャワの踊り子』

<第14回>

▽雪組公演 『ジャワの踊り子』
▽宝塚大劇場1982年
・・・菊田一夫  潤色・演出 ・・・植田紳爾
作品紹介 ・・・昭和27年初演の菊田一夫の名作。インドネシア独立運動のために散っていった若者の悲恋を絢爛豪華に描く。出演は麻実れい、遥くらら、寿ひずるほか。
作品評 ★★★★★★☆☆☆☆
鑑賞日 ・・・2003年7月

▽ストーリーは単純明快。歴史的事件を背景にしただけのラブ・ストーリー。ただ、そこに生きる登場人物達にはいきいきとした生命が吹き込まれていて、見る者を飽きさせない。植田演出が、あまりにも大仰で、今見ると違和感が大きい。でも、この年植田先生は花組『夜明けの序曲』で芸術祭大賞を受賞されています。

ジャワ王宮の踊り子で、実は運動のリーダーであるアリ・アディナン=主演の 麻美 さんはかっこいいけれど、アディナンの後を執拗に追う敵役の刑事タムロンの 尚すみれ さんの濃く、くさい男役に感動。
寿ひずる さんをこんなにじっくり見たのは初めてでしたが、歌は上手いしキレがありそうで、いかにもスターさんって感じがしました。




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: