リレー日記「心が帰る場所」～私が帰れるところは・・～ | 移り行く季節の狭間で想う事

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姓のはなし

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2004年05月11日

「心の帰る場所」というテーマ日記がまわっているそうで・・・・
なんと、「ちゃとさん」からバトンがまわってきました。

朝方ぼ＝＝とＰＣを開けたらこのメッセージが入っていて、よく考えずに「いいですよ」と返事をしました。

が・・・・・後で考えたら、これってものすご～～く難しいかも・・・
う～～～ん。今日一日考えていました。

題名から浮かぶイメージは

「故郷」かな～～～と思いますが・・・

私はこの「故郷」でひとつコンプレックスがあるのです。

「・・・・・どこなんでしょう？・・・」となってしまうのです。

私の父親は自衛隊に入っていました。なので、転勤が多かったのです。

自分が使っている言葉もそうです。「それはどこの言葉？」ときかれても

「どこなんでしょうね・・・」とこたえるしかないのです。

きっと、いろいろな所のイントネーションがミックスされているようです。

生まれてすぐは石川県の小松というところにいたそうですが、ここの記憶はほとんどないのです。

冬に幼稚園バスを待っていると、足が冷たくて凍えそうだったことはうっすら覚えているのですが・・
あと、日本海の荒々しい波を見た記憶・・・・

小、中学のときは岐阜県、中学の途中から高校のときは宮城県。

その後は家を出ましたので、毎年のように住む場所が変わっていました。

今両親が住んでいるのは岐阜県ですが、そこの家も私が家を出てから両親が買った家なので私が住んでいた記憶はなく、もちろん私の部屋もなく、実家に帰っても、そこが故郷という感じはしません。

帰る場所・・・・子供から住んでいた家、場所が今でも残っている人の話を聞くとちょっとうらやましく思うこともあります。

まあ、両親が健在であるということが、なによりも有難いと思っていますけど・・・

でも、子供の頃からずーーと共通してつづけていること、家族全員が続けていること、住んでいる所とは関係なく、共通の話題があります。

ここでは、詳しく触れてきませんでしたが、我が家はずーーと信仰している神様があります。

それは、私が子供のときから両親が熱心に信仰していました。

熱心すぎて、我が家は狭い家なのに、そこを開放して他の信者さんが集まる場所になっていました。

小学生のころは、夜おそくなっても、信者さんが家にきていて、父も母もその対応に追われる毎日。

子供の居場所はありませんでした。途中から、隣の家を借りてそこを信者さんの集まる場所にしていましたが、両親が家にいないのには変わりなく、家族団らんとか、日曜日は家族で遊園地にお出かけとか・・・
そういう記憶はあまりないのです。

昼も夜もない。休日もない。そんな生活。私は子供の頃そんな親に対して反発の心を持っていたこともありました。
自分が大人になったら、この神様とは全く関係のない人と結婚しよう。そして、普通の生活をしたい
そう思っていました。

でも、反発の心と同時に「何がこれほど、両親をひきつけるのか・・・？　
これほど、ひきつける神様とはいったいどんなものなか？」

という想いを持っていたのも事実です。

高校生くらいになると、自分の意思で神さまの所へ行くようになりました。

そして、その内容にだんだん惹かれるようになり、自分自身が熱心な信仰者になってしまったのです。

子供の頃、「人間は何のために存在しているのか？何のために生きなければいけないのか？
何のために勉強しなければいけないのか？」
などと考えた事はないでしょうか？？
それに対して自分なりの答えを持てたのは、信仰のおかげだと私は思っています。

不登校の子供さんをかかえた方の悩みを聞く機会が何度もありましたが、結構、中学生ぐらいの子供さんは
この疑問をもっている場合があります。
（本人は漠然としていて明確な言葉に表せない場合もあります）
でも、学校の先生も親も明確な回答は出してくれない。
一生懸命勉強して、いい高校に入りなさい、いい大学に入りなさい。
それが、自分のためになるんだから・・・・・

人が生きていく目的はそれだけでいいのでしょうか？？
それだけで、この世の中を生き抜いていけるのでしょうか？？

そこに、疑問をもったり、生きる喜びを感じられない子供さんが多いらしいですね。
大人でも、その答えをもっていない人もいるわけですから・・・

少なくとも、自分はその答えを自分なりにシッカリと持てていた。
このことは、自分にとっては、とても大きなことだったと思っています。

そして、今でも信仰は続いています。

なので、実家に帰っても家族全員共通の話題がある。普段は離れて生活をしていても、あまり違和感はありません。

私のだんなも実は同じ信仰を持っています、そして、だんなの実家、お義父さん、お義母さんも同じ信仰をもっています。

これは、私にはとてもありがたいことです。信仰の有無、また、ちがう宗教を信仰しているものが生活していると、
普段は仲がよくても信仰のことで喧嘩をすることもあるのですから・・・

信仰というのは、人間の心の奥底から、生活のあり方にまで影響することですから、その違いというのは結構大問題なのです。

私の知人にも、この信仰の理解があるなしで、人間関係で悩む人はたくさんいます。夫婦でも、このことが原因でもめている人は大勢います。

話が大きくなりますが、中東問題にしても根本にはこの宗教の問題がおおきくかかわってきているわけですから・・・
他人の考えを受け入れるのも大変なら、自分の価値観を押し付けるのも大問題ということです。

そのなかで、自分の家族、だんなの家族が同じ信仰を持ているというのは、私にとってはとてもありがたいことです。

住む場所が違っても、どこにも同じ信仰を持った方はいらっしゃる。引っ越した先にも・・・

なので、見知らぬ土地に行ったとしても、そこには同じ考えを持った人たちがいると言うのも私には安心できる材料になります。

去年の暮れに引っ越しましたが、この地域にも、信仰を通じての知人はたくさんいるのです。
なので、どこにいっても心強いというのはあります。

多分、この先も私はこの信仰は一生続けていくことになると思いますが、自分にとっては、なによりもの心のよりどころ、
「心の帰る場所」いえ「魂の帰る場所」なのだと思います。

それは、故郷がはっきりどことは言えない私にも、それ以上の価値があると思っています。

追記。

午後、学校から帰ってきたこうちゃん。
帰るなり、おやつも食べずに、「すぐに秘密基地に集合やねん」といって出て行ってしまいました。

こうちゃんにとっては、この家が「故郷」になるのかな？
（信仰に関しては、いっしょにやって行きたいとは思っていますが，強制はしたくないと思います）
大人になって振り返ったときにどんなことを覚えているのでしょうね。
そんなことをふっと考えました。

なお、このリレー日記のバトンは、「悠々さん」にお願いすることになっております。
きっと、読み応えの日記になるのではないでしょうか？？
とても楽しみです。＾＾
悠々さん！！あとは、よろしくお願いします！！

（書き逃げごめんやしておくれやしてごめんやす～～～～～）
《《《《♪♪(*´▽｀*)ノ゛

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