街ぐるみの防犯対策



☆NHK 「難問解決 ご近所の底力」
練馬区 の例

妙案1
だれでもできる簡単見守り術
~京都市左京区~
登下校中の子どもの安全を見守るために行われている妙案。散歩や家の前の掃除など、 毎日の日課を子どもたちの登下校時間に合わせてもらい、ついでに子どもの様子を見守ってもらうというもの。パトロールのようにわざわざ時間を割かなくて良い、わずかな時間で済むなどの手軽さが受けて、京都市左京区では100人近くが協力している。
PTAだけでなく、高齢者も気軽に参加できると、好評。



今日の朝日新聞(2005・12・10)にも掲載されていましたが、
声かけ運動?で、さらにパワーアップしている模様。
妊婦さんやベビーちゃんの時代から声をかけられているので
子ども自身が「地域のおばさん」たちに温かい目を実感しながら
育っているみたいですね。

妙案その2
町の死角をあぶりだす法
~新潟市笹口地区~
新潟市笹口地区では、これまで子どもが危険な目に遭った場所を一つ一つ地図に記した危険マップを制作。事件を未然に防ぐ対策を行っている。
<危険マップ作りのプロセス>
【1】危険な目にあった子どもに情報を提供してもらう
【2】PTAや地域の人が、事件の起きた場所に出向き、問題点を探る。
【3】現場の問題点を、改善する。

特に【1】危険な目にあった子どもに情報を提供してもらうの場合、プライバシーを徹底して保護するため、
自宅で子どもに聞き取る。
聞き取った内容は封筒に入れるなどして、誰の情報かわからないようにする
被害情報は一部の人しか見られないようにする
などの方法を行う。

妙案その3
いざというときの防御策
~愛知県春日井市~
市民ボランティアが、行政や警察と協力して、防犯教室を行っている。
市民ボランティアはこれまでも危険マップ作りなど、子どもを犯罪から守るために様々な対策を行ってきた。その中で、子どもが被害にあったとき、声が出せなかったり縮こまってしまう事実を知ったことがきっかけで、昨年4月より開始。

<ポイント >
【1】見知らぬ人に名前を聞かれても、絶対言わない。
【2】知らない人と話すときは、常に腕を伸ばした距離だけ離れて話す。
【3】助けを呼ぶ声を出すときは、「ウオー」という声をお腹の底から出す。


練馬区のその後パート1(2003・1・22)


まずはできる人から見守りを…と考えていた矢先また事件が発生。危機感を募らせたお困りご近所は、近所のお年寄りに助っ人を頼み、妙案「防犯教室」を実行。その後お年寄りたちが町内に呼びかけ、登校時間に用事を作って通学路に出て子供達を見守る「見守りストリート」を開始。
番組前は地域の意識の低さに悩んでいたお困りご近所にも満面の笑みが広がりました。

自己採点

様々な形で、およそ80人が子供達のために立ち上がってくれています。とり組みが始まってから不審者出没の話は聞かれなくなりました。今後も頑張って「解決」をめざします。

その後パート2(2005・1・6)
子供を狙った犯罪が多発していた杉並区和泉地区。この事態を何とかしたいと住民たちは思案に暮れていた。番組出演後、危機感を共有する父兄が、通学路の見守りを始めたものの、子供の通学時間は、親にとっても通勤で忙しい時間帯で人員が確保出来ない。見守りを毎日継続するにはどうしたらいいか?リーダーの齋藤さんは、悩んだ末、町の長老に話を持ちかけた。すると、長老たちは2つ返事でOK。こうして「見守りストリート」が実現。さらに子供たちに護身術を教える「防犯教室」も開かれるようになった。親と地域の高齢者がスクラムを組んだおかげで、子供を狙った犯罪は、取り組み開始から一件も起きていない。

自己採点
「人材は町に眠る」

…リーダーの齋藤さんは、地域の中の様々な世代が役割を分担出来たことで取り組みが上手くいったという。成功のカギは「人材は町に眠る」。地域の人材を発掘し、協力を取り付ければ難しい問題も解決可能。その人材は身近な所に眠っている。高齢者にとっても、仕事を引退し時間に余裕のある生活の中で、地域に貢献できる事が生き甲斐にも通じる、という好循環が生まれている。








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