ミステリー

99%の誘拐

99%の誘拐 岡嶋二人


ミステリーというのは、
はまると読むのをやめたくなくなるもので
この作品は、まさにそんな感じです。
単純に面白いわけです。
僕は、この方の書いたものをはじめて読みました。
二人で書いているらしくて
それじゃミステリー界の藤子不二雄??

時代がパソコン通信の時代で、ちょっと懐かしくて
そういえば、モデムとかあったよなぁとか。。。
雷に弱かったぁ。。。

内容は、完全犯罪もので
ちょっと無理スジだろうと思えるんだけど
展開の速さに一気読み間違いなしです。

全然レヴューになってナイゾウ。

2006/11/11
オススメ度 ☆☆☆☆ 




クライマーズ・ハイ 横山秀夫


この小説に出てくるのは、地方紙の新聞屋たちです。
物語の時期は、日航機墜落事故の85年。

もう20年以上も前のことなのに
まったく関係のない僕も実は、よく覚えていて
その時、木曾の妻籠に旅行していたのです。
そして民宿でこのニュースを知ったのでした。
当時フジテレビの生存者報道には、
驚きと感激と複雑な思いをしたし
垂れ流される報道にも多分かなり毒されました。

内容は、群馬で起きたこの史上最大の航空機事故を
地元地方紙の新聞記者は、どうゆう思いで紙面にしていくのか?
その約1週間の短く長い物語なのですが
正直、つらい話です。

まず僕には、こうゆう熱い?仕事は理解できないこと。
そして、報道という虚構をどうしても好きになれないこと。

確かに、どうしようもないしがらみの中での
辛い選択は、物語になるけど
それは、選択した人だけの思い入れで
僕には、まったく関係ない話なのです。

これが小説ならそれも感動ですまされるわけだけど
これはあくまでも素材(日航機事故)を元にした
偽ノンフィクションテイストなわけです。

それがどうしてもこの物語を好きになれない最大の理由なのです。


06/12/19
オススメ度☆☆



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