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2022年05月22日
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カテゴリ: コーカサス旅行記
旅行時期:2018年10月

8日目

レストランを後にし、建築家モミックの最後の傑作でアルメニアの至宝とも称されるノラヴァンク修道院へ。





=====ガイド=====
ヴァヨツ・ゾル地方にあるノラヴァンク修道院は、アルメニア使徒教会の修道院で、オリベリヤン時代の1205年に建築家モミックによって建てられた。

ノラヴァンクは、「新しい修道院」という意味。なぜ「新しい」のかというと、他のアルメニアの教会と比べると別のスタイルの建築となるため。
ノラヴァンク修道院が建つ前にも教会があったが、地震で倒壊してしまった。ノラヴァンク修道院も戦争で壊れたが修復された。

ノラヴァンク修道院では、アストヴァツァツィン教会、ステファノス教会、グリゴール教会の3つの教会を見ることができる。
アストヴァツァツィン教会のところに10世紀ごろまで別の教会があり、地震で倒壊。その後、オリベリヤンのお墓を作り、その上に現在の教会を建てた。


ここも修道院なので、会議室や図書室もあったが、倒壊後は教会だけ修復されたため今は見ることができない。

モミックについての伝説がある。
トルコのキリキアにいたモミックは、彼が作った建築物に惚れたオリベリヤンの王(正確には王ではないがその代わりの偉い人)によってアルメニアに呼ばれ、この地に教会をいくつも作った。

モミックはオリベリヤンの王の娘のことが好きになった。
そこで、王がモミックに、もし自分のために特別なスタイルの教会を作ったら娘と結婚してもいいと言った。
モミックは約束通り作ったが、完成間近に、約束を守りたくない王に殺されてしまった。
教会の階段から落ちて死んだが、それが理由で階段は最後まで造られていない。ここにある十字架はモミックが最後につくった十字架とされている。
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最終更新日  2022年05月22日 13時19分32秒
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