きたはらかずなのおはなしえほん。

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2007.7.15.小旅行レポート




中越沖地震の前日。



かずなはお友達と遊びに行きました。

想像以上に「小旅行」の雰囲気を醸し出していて、すっごく満喫してきたんですよ。

内容も盛り沢山で、とても日帰りとは思えない充実振りでした。

詳しいレポート書けないかもしれないわ、とか言ってたのは、あんまり充実し過ぎて疲れちゃった、という理由あり、やっぱり精神的に不安定なので、いつまた何のタイミングで鬱になっちゃうかわかんないので、「予告」しないほうがいいか、ということで、書く気がないわけじゃなかったんですよね。

まさか翌日あんなことになっちゃうとは思ってなかったもん……(汗)。

もしも帰ってきて勢いのまま書き始めても、たぶんそのテンションって持続できなくて第一回書いたとこで止まっちゃってたと思うので、しばらく間をおいて書き始めたのは結果的によかった、ということにしておきます。

というか、今回は最後まで全部書いてからアップすることにしましたよ。

今までに何度か、レポート書いて途中放置、ってあったもんねぇ……特に遠征レポとか(自爆)。







さて。台風4号が近付いてくると繰り返し天気予報が警告していたその週末。

かずなたちはもちろん出かける気満々(苦笑)。

自称晴れ女の友人と、「台風も跨いで通る」過去を持つかずなの女二人旅。

曇り空、小雨の降る中まずは新潟市内へ。



時間を見計らって10時頃に万代シティに車を停めた後、先に伊勢丹に向かいます。

かずなのブログでは過去何度も登場している 天下の伊勢丹サマ (非好意的) ですよ。

一応バーゲンの最中なのでふらりと覗いて見ましたが、まず靴(サンダル)はサイズがない。

ま、こーゆーとこでかずなの足に合うサイズの靴を見つけた試しないしね、とほのかに背中に哀愁漂わせつつ上階。 大きなサイズの婦人服コーナーへ。

かずなはまぁ……身長もあるけど最近は横幅も……ね……。 (当然っちゃ当然だけどサ……ハハハ……。)



かずな 「キミは……大きいサイズなの?」

友人  「だってそうじゃないと 胸が入らないから

かずな 「………………!!!! (言ってみてェそんなセリフ!!!!!!)」



夏物ワンピース、かわいいのがいっぱいありました。

貧乏人の収入比で換算すると……うん、バーゲン中ですらとても手が出せないくらいの価格で……(涙)。

しかもどれもスカート丈が短いのね。できればふくらはぎもカバーできるくらいのロング丈が好みだし、大きいサイズの服を求める人間は大抵「足出したくない!」と思っているんじゃないかと思うんだけど……世間はそうじゃないらしく。

店員のオネエサンとも話してたけど、会社の意向は「スカートは長くても膝丈」が主流だそうです。

そういや水着コーナーでも思ったんだけど、最近の流行は 激しく露出傾向 にあると思いません?

そんなに肌出したいの? そんなに見せたいの?

そんな格好して街中闊歩して、オジサンに見られたくないとか言うのは女の私から見てもナシだと思うんですけどね。

まったくもう、今の流行はロマンをわかっちゃいないよ。

ロングスカートの浪漫を…………!!!!(力説) ←まだ言うか。



その後は浴衣コーナーへ。

カワイイのたくさんあったんだけど、どうしても昔ながらの柄とか、渋くてシンプルな色とか、そういう時代の流れと逆行するものに目が行く二人。

それにしても今の浴衣。

半巾帯で文庫結びなのに帯締め?

半襟つけて足袋履いて、真昼間っからよそゆき気分でおでかけ?

嘘でしょう? 伊勢丹サマまでそんなこと言うの???

もともと大人向けで兵児帯っていうことから既に違和感バリバリなかずななので、今の流行にはまったく乗れません。

てか、昔の文化としての浴衣(着物)、に憧れて着付けを習ったり普段着着物を目指したりしたんであって、こーゆー「ナンデモアリ」な世界だけになっちゃうと逆に興醒めデスヨ。

清楚なイメージに憧れてたのに、コテコテギラギラなギャル要素がメインの浴衣じゃあね。すっごくツマンナイ。こんな崩し方されたくなかったよ~。

(もちろん清楚なのもあるけど、こちらは当然御値段のケタが違うのです。バーゲンセールのワンピースも買えないかずなじゃ、眺めていることすら恐れ多くてできないシロモノでした。)



浴衣に打ちのめされたかずなたちは、早々に伊勢丹サマを出て隣のビルボードプレイスへ。

目的は3階の「ルピシア」。

「台湾春茶50g700円」と、いつもの「黄金桂50g650円」というリーズナブルなとこを購入。

「名間四季春春茶50g750円」や「名間金萱春茶50g750円」とも迷ったんだけどね。食後なのでさっぱりとした風味と口当たりが欲しかったので、ミルキーな金萱茶はないかなって思って。

あと香りが強すぎるのも休憩室の他の人たちに迷惑なので。試飲もさせてもらったけど、結局当たり障りのない2品で決定。

今回の目的のひとつ、「休憩時間に飲むお茶の葉の仕入れ」をクリア☆





お買い物を済ませたら古町へ移動。

12時からなのに買い物におもいのほか時間かかっちゃって、間に合うかな~~と慌てて行ったのに、10分ほど前に到着し、10分ほど予定より遅れて始まりました。

新潟ジャズストリートというイベントはたぶん取り上げるのも3度目くらいだと思うのだけど、楽しいのですよ。

ジャズ大好きな深い人間から、かずなのように「よくわからないけどナマの音ってサイコー」と思うライトな人間まで一緒に楽しめる気軽な音楽イベントです。

1月と7月の年2回、新潟市内のあちこちで生ライブが開催されて、共通チケット1000円で聞き放題。でも今回のかずなの目的のバンドはなんと無料会場での開催でした。

タダでナマジャズ聴けるなんてすごい~~~!!!!

ただし。やっぱり懸念していた通り、煙草の煙はすごかったです。

もともとジャズ自体が、お酒を飲みながら聴く夜の曲、というイメージがあるので煙草もそれに付き物なのかもしれないけどね。

演奏時間も半分くらいでそそくさ逃げ出してきました……(泣)。

最後まで聞きたかったのに~~~~!!!! 

ほんと煙草吸うヒトって「迫害されてる」とか言いながら周囲のこと全然考えてくれないのね!

ええどうせ喘息持ちがイベントを楽しもうとすることが間違いだって言うんでしょ!

バカーーーーーッッッッッ!!!!!!





今回の目的のひとつである「ジャズ鑑賞」を半分しかクリアできなかったかずなたちは、昼食を取るために古町にふらふらと彷徨い出て……ブックオフ前で足が止まる(苦笑)。

だってさだってさ! 3日間店舗限定で表示価格の半額セールやってたんだよう!! あれもこれもみんな、ただでさえ安くなってるのにさらにその半額なんだもん行かないわけにはいかないデショ!!

ということで、煙草の煙にやられてへろへろになりながらも当たり前のように店に突入。

具合絶不調なのでマンガやら小説やらCDやらゲームやらのコーナーまでは行けなかったんだけど、とりあえず料理&裁縫本のとこだけチェック。

仕事関連で必要だと思われる資料本を発見。

結構古いもので、ブックオフを見ると入らずにはいられないかずなでも、この本は見たことなかったー! しかもそれが半額!! 

そして、もうひとつ韓流レシピ本というのを2冊購入☆ (でも韓流レシピの方は中身イマイチだったわ。なので本のタイトルは伏せます。)

「別に今ブックオフに行かなくても……」と言ってた友人は、なんだかんだでマンガを3冊(私よりも先に)購入してましたよ。

そういうことで、今回の 目的外 の「本購入」クリア。





買うもの買ったらむくむく空腹感が湧き上がる!

以前から気になってた古町のカレー屋さん「プージャ」(→→ お店のホームページ )に行ってみました。

二人して1380円のプージャランチをオーダー。

実はナンで食べるカレー屋さんって初めて行きました。美味しいものだね!

スパイスも苦手かも知れないって思ってたけど、基本カレー大好きなんで、美味しい美味しい言いながら食べてました。

大ボリュームで友人は食べきれなかったけどかずなは完食☆

ただ、この店もすっごく煙草の煙が充満していて、しかもエアコンの風の直撃を受ける席で、カレーを食べる環境としては激悪。

美味しかっただけに非常に残念です。平日に、お昼の時間を外してもう一回行ってみようかな。

詳しいレポートはこっちで→→





満腹になったところで、古町を出て何と阿賀町、旧津川町へ向かいます。

日本酒仕入れに酒蔵へGOOOOOOオオォォッッッ!!!!! (笑)

雨も降ってたし日曜だし、国道通ろうか、高速使おうかをちょっと迷い。

時間も2時を過ぎていて、津川あたりの地理をよく覚えてないし。

(新潟から津川までは国道49号を使えばいいだけなんだけど、ちょっと遠回りをする気分になる。県道とかは、行ってみれば思い出すのかもしれないけど、雨降ってる時に迷いたくないな、とか考えた。)

結局安全策&時間の有効活用として高速道路を使って津川まで直行。新潟中央インターから津川まで、軽自動車で1,100円だったんだけど、片道一車線なのにトラックに阻まれて80キロ走行だったよ。

台風来るかもしれない=いつ突風吹くか分からないからそんなにスピード出すつもりじゃなかったとはいえ、80キロは高速代モッタイナイ……。

国道走行を考えてたので、想像以上に早く津川に着けたからまぁヨシとするけどね。



津川インターを降りて、49号を 横切る。

49号を福島方面に向かって走るのはよくやったけど、横切るのは初めてかもしれないなぁ。

ということで、酒蔵目指して車を走らせる……けど、よくわからない。

インターを降りた時、料金所のおじさんに場所を聞いたんだけど、その辺りまで走って行っても看板ひとつない。

友人は「酒蔵があるんなら看板くらい出てると思うんだけどなぁ……」と困惑顔。

大体かずなは、 三連休の中日の日曜日に酒蔵が開いているのか 、を非常に疑問視していたんだけど、友人が大丈夫大丈夫!と言ってたので、てっきりきちんとリサーチの上の「大丈夫」だと思ってたのに。

雨の中、ようやく見つけた建物は「あいている」感じがしません。

あれ? あれ? どう考えても閉まってるんですけど……。

「やっぱり日曜日だからやってないんじゃない……?」

「こっちの玄関から聞いてみようか!」

「待って待って! やっぱりさぁ、閉まってる時に迷惑かも知れないからやめておこうよ。傍目じゃ酒蔵っぽく見えないから声かけづらいよ」

「せっかく来たのに~~~」

「確かに、高速代を使ってわざわざやってきて、目当てのものが買えないんじゃ悔しいけど。でもやっぱり電話の1本もしておくべきだったんだよ。」

「でも××酒造は休みの日でもちゃんと酒蔵見学させてくれたよ~~」

……酒蔵のすべてが見学させてくれるわけじゃありませんから……(汗)。しかも××酒造って、津川じゃないじゃん。

やむを得ず引き返し。

普通に開いてる地元の酒屋さんを探すことにしました。

津川インターを降りて、49号を横切ってすぐの所にあったのを、友人は見つけていました。そこに行ってみよう。



結果。大正解です。素晴らしいお店でした。

阿賀町津川「桝屋商店」さん 。オフィシャルHPはこちら→→  (現在リニューアル工事中らしいケド。)

旧津川町内に2つある酒蔵のお酒をきっちりと揃えていてくれ、しかも説明も親切丁寧だし試飲もさせてくれるし(当然運転手と未成年は除くよ)、お話たくさん聞けて楽しかった~~☆

かずなたちには酒屋はひとつのテーマパークなのだな、と思いましたわ。酒屋だけじゃなく本屋とパン屋もそうだけど。

当日運転手のかずなはもちろん試飲は出来ないので、友人の舌を信じてあれもこれも代わりに試飲してもらって購入してきました。



もともと今回の酒蔵への旅って言うのは、3月の新潟酒の陣で気に入ったお酒が会場では購入出来なかったからだったの。

それが「下越酒造」の「蒲原」というお酒。同じ下越酒造の「ほまれ麒麟」は確か買えたのに、蒲原は買えなかったの~。


ほまれ麒麟別撰辛口  日本酒度+10 精米度65%

これは本当に「晩酌用」って感じの飲み飽きないお酒。辛口だし割と軽い。お値段も普通酒なのでお手頃。


蒲原 純米吟醸無濾過生原酒高嶺錦  日本酒度+3 精米度50%

高嶺錦を100%使って作ったお酒。かずなの1本目のお買物はまずこれでした。

日本酒度+3ということで結構すっきりとして女性でも飲みやすいお酒。びっくりするくらい「フル~ティ~~☆」でした。



蒲原 純米吟醸無濾過生原酒山田錦   日本酒度+3 精米度50%

こちらは山田錦を100%使って作ったお酒。


蒲原 純米吟醸無濾過生原酒美山錦   日本酒度+4 精米度50%

同じく美山錦を100%使って作ったお酒。





他、津川にはもうひとつ「麒麟山酒造」という酒蔵がありまして。

(津川に「麒麟山」という山があるので、どちらの酒蔵にも麒麟の名のついたお酒があるのです。結構ややこしい。)

麒麟山のお酒は意外とどこでも手に入るので、今回は購入しませんでした。

でも、新潟地酒の代名詞「淡麗辛口」を味わうのなら、この酒蔵はかずな的には外せませんよッ。



麒麟山吟辛 日本酒度+6 精米度55% 五百万石100%使用。





そして今回。お店の方のおすすめで長岡の酒蔵「河忠酒造」の「福扇」。日本酒度+7  精米度55%で、500日熟成の桝屋商店オリジナルのお酒があるということでそちらも購入してきました。

こっちはまだ飲んでなくて、冷蔵庫の中で眠ったままなんだけど……飲む時に写真撮ります。





酒屋さんで堪能した後、お風呂にでも入って行こうか、と話は出たんだけどなんだか結局行かないまま帰途につきました。

そんな感じで、一ヶ月後にようやく纏まったレポートでしたがいかがでしたでしょうか。

いやぁ、実は本当に3行とか5行とか少しづつ書いてたものでした。

こういうのって本当ならば一気に書いてしまいたいんだけどね。

だから文体がめちゃめちゃだけど、まあかずなのブログでそんなこと気にする人なんかいないかな(笑)。



文中に出てきたお酒はすごくおすすめなので、機会があったらぜひ。






蒲原とお気に入りの夕陽柄おちょこ

要冷蔵です。

暑い日だったのであっという間に水滴が

下越酒造のお酒です




なんつーか……酔っ払いが扱ってもキレイに撮れるデジカメが欲しいと思います(爆)。



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