全国収益不動産鑑定の旅2003.7



未だ、梅雨明けになりませんネ。

現在、私は投資用収益不動産をチェックして歩いています。
中心はRCCが債権者の物件です。
他にも金融機関からの任売物件もチェック中です。

東京地方裁判所の収益用不動産競売物件は、
1999年を底に2000年頃から、
競落価格が上昇しバブル状態(表向き利回りで20%(1998年当時)から,
13%~15%(2002年)に低下)に入っていましたが、
競売市場に連動して、
東京都内の一般的収益不動産物件も、
過去1~2年値上がりの傾向(表向き利回りで8%~10%へ低下)となっています。

2003年の春(4月下旬)りそな銀行グループの公的資金投入決定後、
5月連休以降、大阪、札幌、首都圏(千葉・埼玉・神奈川)等で、
不良債権担保不動産がどっと出回ってきました。
その収益物件の表向き利回り
(標準基準(築年10年、最寄駅から10分以内))は、
東京都内で10%~12%、
大阪で12%~15%、
札幌で12%~16%、
埼玉・千葉で11%~14%
と、いずれも利回りがアップし(収益不動産価格の低下)ています。

いずれも金融機関の任売物件、9月中間決算対策含みの、
不良債権担保不動産の整理です。
この利回り水準なら、
ハイリスク・ハイリターンの裁判所競売物件を入札するよりも得策です。

興味深い一致ですが、
りそな銀行グループの公的資金注入決定日(4月下旬)が、
東京株式市場の歴史的大底?でしたし、
収益不動産市場の再下落=表向き利回り上昇の、
開始(短期1年程度)でしょうか。

私もじっくりかまえて、
15%~20%の利回り物件を鑑定のため、旅に出ています。



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