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鎌倉の北に連なる山並みは
<鎌倉アルプス>と呼ばれ、
その尾根路を<天園ハイキングコース>になっている。
尾根路沿いには鎌倉特有の「石仏・石塔」が点在し、
山頂付近では、木々の間から鎌倉の町並みと海が見え、
山道を下りれば古寺へと至る。
「石仏」 「石塔」
建長寺の半増坊の天狗像群の背後の急坂を上ると<勝上けん>と呼ばれている
展望台がある、
一般的に天園ハイキングコースの起点とされている。
<勝上けん>から数分で「十王岩」に着く、
石に彫り出された像の風化が甚だしく
像容は定かでないが、
左から如意輪観音・血盆地蔵・閻魔王だというが、
海から吹き上げる、
風が山塊に当たって作る音が、
冥界で死者の罪を裁く「十王」の声として恐れられたという。
「十王岩」
「十王岩」の傍らに展望台がある、
眼下に由比ガ浜へと続く若宮大路と街並、そのさきに
広がる海がマリンブルーに映える。
展望台からの眺望
「十王岩」をあとに、
覚園寺方向への分岐点を過ぎ、尾根伝いに20分ほどで、
この山並の最高峰<大平山>に着く
、急坂を登ると岩肌をむき出しにした山頂に至る。
山頂を下って暫くすると、
<天園> すなわち、「六国峠」に至る。
<天園>から瑞泉寺・明王院への
尾根道をたどって15分ほど歩くと「貝吹地蔵」がある。
初め弁天 石造五層塔 貝塚地蔵菩薩
鎌倉幕府の執権であった北条田高時は
新田義貞(正式名は源義貞)
に攻められて「東勝寺」で
一族とともに自刃(じじん)し、
鎌倉幕府はここに崩壊したという。
その高時の首を守って逃げ惑う家来を、
貝を吹いて埋葬の地へと導いたいう伝承をもつ
地蔵菩薩だという。