☆地球の青☆

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2008.08.08
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テーマ: ジュエリー(5295)
カテゴリ: トルマリン
銅(Cu)及びマンガン(Mn)を含有するブルー~グリーンのエルバイト
に属するトルマリンは、当初産出された地名にちなんで
【パライバトルマリン】 と呼ばれております。
ただし産地を特定するものではありません。


色に関係はあるのか比べてみました

青緑青緑
透明青緑色(中央宝石研究所)
鑑別書が古いレイアウトで含有比率が記載されていません
次の透明緑色と比べると銅は同じくらいで、マンガンが少し多いような

緑緑
透明緑色(中央宝石研究所)
銅1.71 マンガン1.71 とピッタリ一緒でした。

薄青薄青
透明薄青色(中央宝石研究所)
銅2.81 マンガン1.85 銅の含有率が高いです。

青緑青緑

銅0.34 マンガン4.71 こちらは鑑別機関が違いますが格安2万円 1.124ctパライバの成分です。
色がかなり薄いこの石は銅が極端に少ないですね。

で・・・・・結論は・・・・・良くわからないあはは
でも銅の含有率が高いほうがパライバ感(ネオン感)が強いのかな

社団法人日本ジュエリー協会では、
下記の条件を分析レポートに記すことで別名パライバトルマリンと呼ぶ事を認めています。
(2006年5月1日より実施)
1.「当初産出された地名に因んで、“パライバトルマリン”と呼ばれています。
   但し産地を特定するものではありません。」
2.銅及びマンガンの含有量とその測定機器名を明記すること。


たまに蛍光X線分析レポートなしに鑑別書にパライバトルマリンと記載されている
ものを見かけます
ネットで検索しても、その鑑別団体のWEBページが見当たらない・・・

なおジュエリーに加工した後でも蛍光X線分析は可能です。
取れない(取れなかった)とか言われたらその商品は(¬д¬。)怪しい
単なるグリーン(ブルー)トルマリンかも


その為、鑑定鑑別結果は団体によって甘い・厳しいなどまちまちです。
そこで日本国内ではある程度の指標を設けた宝石の鑑別団体(宝石鑑別団体協議会(AGL))
があり、そこに所属している団体の鑑別書が一般的に信頼できると言われています。
有名どころの鑑定鑑別機関では以下の3団体があげられます。

中央宝石研究所
全国宝石学協会
AGT(GIA JAPAN)

この3団体の鑑定・鑑別書が付いている

パライバかどうかは蛍光X線分析でしか判らないけど、
鑑別書が無くてもトルマリンとアパタイトを見分けるのは簡単
ガラス板に石を擦りつけてガラスに傷が付けばトルマリン。
石に傷が付けばアパタイトです
(本当だけどやっちゃ駄目だよ~(笑))





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最終更新日  2008.08.09 09:24:07
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