☆地球の青☆

2008.09.04

サファイア（９月の誕生石）

カテゴリ：サファイア

Ptサファイアダイヤモンドリング
【サファイア】　　1.80ct
【ダイヤモンド】　0.55ct
【使用金属】　　　Pt900
【総重量】　　　　6.2g

９月の誕生石
宝石言葉：賢明、誠実、真理
不誠実な者が持つと紫色になると言われています

その他の色の物はサファイアと言います。
一般的にサファイアと省略して呼ぶとブルーサファイアを指します。
その他の色のサファイアは頭に色名を付けて呼びます。

サファイアの青色は微量の酸化鉄と酸化チタンによります。
通常、サファイアは色の濃い物の方が評価が高くなりますが、
黒色が混ざっている物は評価が下がります。
サファイアには特有の「成長線(カラーゾーン）」や「色むら」などが多く見られます。

サファイアの中でも最も希少で価値の高いのが 「矢車菊（コーンフラワー）の青色」 です。
カシミール産のサファイアに多く見られるので カシミールサファイア」 と呼ばれています。
”殆ど紫色を肉眼で観察できないぐらいの物” を指します。
美しいブルーの底から朝もやがたちこめるようなにぶい乳白色の光沢を放つ”ヘイジイ”という現象をともないます。

最近では、上質なサファイアを「コーンフラワー」と一般では呼んでいますが、
業界では本当の上質なサファイアは「カシミールサファイア」と呼ばれています。
青紫（ ”紫色が肉眼で観察できる物”
呼んで販売されてたりしますが、それは高品質の色ではありません。
現在カシミール地方は宝石採掘をできる政情下ではないので幻のサファイアとなっています。

ビルマのモゴック周辺で産するサファイアは 「ロイヤルブルー」 と呼ばれ。
矢車菊に次ぐ色といわれ透明度が高いのが特徴です。

マダガスカル産のサファイアは1990年代から採掘がはじまり、
最近ではかなり知名度も上がってきています。
その色合いはスリランカ産を遥かに凌駕するクラスも多く産出されています。
透明度が高く色合いは現在産出のあるどこの鉱山よりもカシミール産に似ていると
言われています。

スリランカのサファイアは一般に色が淡くわずかにパープルがかっているのが特徴。
そのためカシミールやビルマ程の高い評価を受けていません。
しかしタイやオーストラリアの玄武岩起源のサファイア（黒ずんだ色合い）と
比べると透明度の高い爽やかな青色で「かわせみのブルー」と呼ばれます。

オーストラリア産は濃く黒みがかっているものが多く、インクのような色合いから、
「インクブルー」と呼ばれます。

サファイア　リング