☆地球の青☆

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2009.07.14
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カテゴリ: ◆宝石解説
■■スピネル■■

直輸入価格のルース屋さん にて購入

宝石鑑別技術が進んでいない1587年頃まではルビーと混同されていた不遇の宝石です。


イギリス国王冠などにもルビーだと信じられて使われていました。
有名な『黒太予のルビー』と『ティムールルビー』は実はスピネルでした。
このように、赤いスピネルの色合いはルビーと似ていて簡単には判別ができません。

スピネルとルビーの化学組成は似ていて、
スピネルはマグネシウム酸化アルミニウム、ルビーは酸化アルミニウムの結晶です。
赤色スピネルは微量に含まれるクロムによる影響です。

青色スピネルの殆どは鉄による影響でコバルトにより青色をしている物は非常に希少です。
(コバルトスピネルの多くは合成スピネルです。)


尖晶石(せんしょうせき)の和名どおりに結晶は尖った正八面体か
三角板状双晶をしています。

硬度は8とルビー・サファイアの9より僅かに低い程度で、
普通に使うには問題のない硬い宝石です。(トルマリンやガーネットよりも硬い)

レッドスピネルはミャンマー産の評価が高く、
ルビーの名産地モゴック鉱山近くの物が良質で有名です。
スリランカではピンク色の良質なスピネルが採れます。
レッドスピネルの場合、オレンジ味の含まない濃いルビーレッドほど評価が高くなります。

スピネルはルビーよりも産出量が少ない鉱物でもあり、

しかし、2005年以降レッドやピンク スピネルを中心に加熱処理の事例が報告されています。

最近ではネオン感のあるピンク色のスピネルが人気で、
ホットネオンピンク・スピネルなどと呼ばれ人気が上昇しています。





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最終更新日  2009.07.15 23:05:59
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